土曜日
とうとう西山加奈子さんとのデートの日・・・
あぁ〜面倒くせぇ〜
あれからナオキからメールは一向にない
やっぱり俺が切れたからメールしてこないのかな?メール来ないかな?
窓を見ると大雨が降っていた
デートは中止かな?
俺は心の中でガッツポーズ!笑
とりあえず電話してみる
「おはようございます。大雨ですね。今日どうしますか?」
俺は残念そうに演技した。。
「じゃあ水族館とか行きませんか?一週間前ぐらいにオープンしたんですけど・・・あそこは完全に中でも見れるし。動物はお嫌いですか?」
げっ・・・中止じゃなくて水族館かい!
「いえいえ僕は動物大好きですよ。」
「そうですか。よかった」
すごくうれしそうな声・・・そんなに俺とデートするの楽しみだったのかな?なんか心が痛んだ
こんな俺なんかを好きでいてくれるのかな?
なんか申し訳なくなった
俺はただゲイだって隠すためにデートするだけなのに
俺は家を出て駅まで車を出した
駅で彼女は待っていた
それから水族館へ行くことになった
彼女はすごくうれしそうだった
ニコニコ笑ってる
俺は楽しそうな彼女を見るたびにズキと胸が痛くなった
食事のとき・・・
「ケンジさんは子供好きですか?」
「僕好きですよ。将来は三人ぐらいほしいです」
「よかったぁ〜」
すごい笑顔で俺に返してきた。。良かったって?笑
この人マジで俺と結婚する気なのかな?
水族館を一通り見て帰ることになった
そしてその帰り道
「この後どうします?夕食でもどうですか?」
僕は夕食に誘ってみた
「はい是非!!」
西山さんはお嬢様だから高い料亭なんだろうけど・・・
俺は知らないから王将に誘った
それでも彼女はうれしそうに食べた
すごくいい子なんだ
こんな安い料理なんか食べたことないんだろうなって・・・
食事を終えるぐらいになり・・・
彼女は突然俺の家に行きたいと言い出した
「え?お部屋ですか?・・・」
「はい!」
げっ・・・俺の部屋はDVDやらいっぱいあるんですけど・・・
そう思いながらも俺は承諾した