朝,アラームで起きた
目をあけるとナオキがいた
ナオキはまだ寝てた
ナオキの胸の鼓動が聞こえる
トクントクン・・・
なんだか凄く幸せ
こうなることを何度望んだことだろうか
俺はギュっとナオキを抱きしめた
そしてまたウトウト・・・
するとナオキは目を覚ました
「おはよう」
「おはよう」
ふあぁ〜眠そうにあくびをした
「やべ朝立ちしたわ(笑)まだ俺のチンコ元気だろ?」
ナオキは朝立ちのままトイレに入った
小便の音が聞こえる
俺は服を着て朝食を作った
味噌汁とご飯,卵焼き
二人で朝食食べるなんて一回もなかったからなんか照れた。。
なんか夫婦みたいな
「ケンジキモ・・・何笑いよん(笑)」
「いや,俺たち夫婦みたいだなって(笑)」
二人で笑いあった
「今日,仕事休みなん?」
「うん。どうする?どこ行く?」
「マジで?じゃあ山登りでもする?」
「なんで山登り?」
「いいじゃん」
俺が運転して山に行った
山登ってるときにナオキはいろいろと話してきた
「もう俺奥さんと別れるかもしんない」
「マジで?子供どうするん?」
「それなんだよな。やっぱアイツに付いていくんだろうけどな。養育費払わないとな」
「俺たちで育てるか?(笑)お母さんはお前ね(笑)」
「はぁ?無理だろ(笑)」
そんなことが出来たらいいけどね。ナオキの子供なら俺は可愛がれると思った
頂上まで登った
誰もいない
俺たちはベンチに座った
するとナオキが手を握ってきた
「覚えるか?高校生のとき屋上で手を握っていろいろ話したの」
ナオキのゴツゴツした手・・・懐かしい
「うん・・・覚えてる」
「俺あんときお前のことすげぇ愛しく思ってた。でもこれ以上好きになったら俺ゲイになっちまうって思って一生懸命嫌いになろうとした。だから・・・」
ナオキは俺のことずっと好きでいてくれたんだ・・・
俺だけが好きじゃなかったんだ
ファミレスで再会してから俺への想いが忘れられなくて奥さんともうまくいかなくなったらしい
「ケンジのこと忘れたことなんて一度もなかった。俺はお前が好きだ」
ナオキは俺を抱き寄せて強く抱きしめた