今から書く出来事は2、3年前の出来事です。
これは僕が絶対に忘れられない出来事です。
まあそんなに大それた事ではないですが
雄介と会ったのは3年前の9月。
彼は色白で肌が雪みたいにすべすべで卵みたいな形の顔をした、坊主のやんちゃくれでした。頬はいつも赤くて目はクリクリッとしていて甘えたです。
そんな彼は誰からも可愛がられペットのような存在でした。
僕と彼とは最初は友達ではありませんでした。
大学一回生の春。校内で見掛ける彼は見た瞬間に僕の心を鷲づかみにしました。
それから、何週間かのち一人の友達が、僕と友達になりたがっていました。僕は171cm61キロまあ普通体系です。
友達からはかわいいなと常に言われるタイプです。
だからか、その友達は猛烈に僕に近付いて来ました。
だけどなんか鼻に触る感じの話し方と、出で立ちに僕は拒否反応を起こしていました。
それから僕は彼を拒否し続けたわけですが、春学期のテストが終わり秋学期が訪れた頃。僕は大学のテストを舐めており、成績が実によろしくありませんでした。
そしてその事実は瞬く間に世間に広まりました。
当然、僕が相対する苦手なその友達もその噂を聞き付けました。
彼の名は田辺。