続きです。
次の日言われたとおり店に行くと昨日のイケメンがすでにカウンターに座ってた。
俺「こんばんわ。」
文「遅いわよ、昨日話した彼、ヤス君よ」
ヤス「どうもはじめまして」
うわぁ声もユウジに似てる気がする。。。
俺「とりあえず向こうの席行こう。」
文「あら、私は邪魔なのかしら!」
ヤス「俺は平気だよ?」
俺「俺とただの友達でいいんならここでもいいけど?」
ヤス「ママごめん向こうの席行くわ、あと俺のボトルだして」
文「はいはい、素直だこと・・・若いっていいわね。」
俺が座りとりあえず自己紹介でもって思ったら、
ヤス「ダイ君だよね、今21?俺と一緒!○○大学なんだよね、頭良いんだね、俺は会社員だよ!ってスーツ見りゃわかるか!!!www」
思ったとおり元気一杯の奴だ、そういや昨日もすね毛が薄いってことで文さんと異様に盛り上がってたしな。てか文さん俺のことどこまで話したんだ〜。
俺「うん、てかヤスくん」
ヤス「ヤスでいいよ俺もダイちゃんって呼ぶからさ!」
俺「ヤ ス く ん 凄い積極的だね文さんに俺を紹介させるってかなり粘ったんじゃない?文さんにそういうの断ってもらってたし、てか俺がゲイじゃなかったらどうしたの?」
ヤス「ダ イ ち ゃ ん が前に掲示板に写真載せてるの見たことがあったんだそれでこの店で偶然見かけたんだ、そりゃ運命感じちゃうでしょ?」
うわ、最悪だ、確かに何度か載せたことあるし○○市って限定してたし小さい町だからそのくらいの偶然は全然ある。 迂闊だった〜。
俺「じゃそん時にメールくれれば良かったのに、」
ヤス「そん時は募集内容が彼氏は要りませんって言ってたからさ、」
そう、俺はそん時セクフレ募集したんだ、
俺「今も彼氏は要らないんだけどね、それでもいいなら今からでもやる?」
ちょっと悪ぶってみた。
ヤス「なんで彼氏要らないかその理由をちゃんと聞けって、ママが。」
文さーん、どこまで話したんだ〜
俺「そっか、でもその理由を話すにはまだヤス君のこと、ってかお互いの事知らなさすぎるよね」
ヤス「だからこうやって紹介してもらったんだよ、ゆっくりでいいよ。正直ゲイなのに彼氏要らないとか気持ち分からなくて最初はあまり良い印象じゃなかった。それをママに話してたら怒られたんだ、ゲイとして生きることって普通じゃないよね?全てをヤス君の普通で考えちゃダメ、ゲイとしての行き方もそれぞれ。ダイちゃんはスゴく良い子よ、掲示板に載せた時だって決して軽い気持ちで載せたんじゃないんだって。」
文さん・・・今度ボトルいれるからね!!!