続きます。
コメントくれた方ありがとうございます、うれしいっす!
ヤス「俺そんなに顔悪くないし、性格だってそこまで悪くないはずだ、変態だけど、体だって今もボクシングジムで鍛えてるしなかなかだろ?だからってわけじゃないけどダイちゃん一人くらい守れると思うんだ、変態だけど・・・」
節々に混ざる変態の単語が気になったけど、少し嬉しかった。
ヤス「惚れたろ?」
我に返った、そういやボクシングジムに行ってるっていったな、なら大丈夫か・・
俺「えいっ!」
ヤス「ぐへぇ!?なんで殴るんだよ???」
俺「確かに悪い気はしないけど今時こんくらいのシチュエーションで落ちるなんて男女の仲でも都市伝説だぜ」
ヤス「え!?でもなぜ殴るぅぅ・・・」
俺「鍛えてんだろwww」
ヤス「痛いモンは痛いんだよぉ」
俺「まぁ、まだ話は終わってないんだよ、さっきの結婚とかなんとかは俺の第一希望の夢、第二希望は1分1秒でも早く死ぬことなんだ。」
ヤス「は?なにいってんだよ」
俺「大きい声だすなよ、だって俺みたいなゲイは最終的に一人だろ?死ぬときも家族も誰もそばにはいてくれない、そんな寂しさ俺は耐えられない、寂しい最後のために生きるなんて嫌なんだよ・・・」
ヤス「そんなことないだろ男同士だって最後まで添い遂げる人いるだろ?」
俺「この国じゃまだまだゲイは白い目で見られる、国や宗教が違えば犯罪者、死刑だってある、そんな世の中で無理に決まってるだろ?」
ヤス「いいや、そんなことはないね、大体それはダイちゃん次第だろ?ダイちゃんがそんな周囲の目を気にしないで好きな人を思っていけばそれで幸せになれるんじゃないか?」
俺「俺は周囲に認めてもらいたいんだよ、親や友達に、自慢したいんだよ!大体人を好きになったことってないんだよ、タイプの見りゃセックスの想像はするけどその人との人生なんて想像したことなんてないんだよ。」
一つだけ嘘ついた、一度だけ想像したことはあったんだ。
ヤス「でもまだ若いんだしこれから気持ちも変わるかもしれ・・・」
俺「この話はもうやめよう、この気持ちについては俺も頑なになるし大体は今ヤス君が言おうとしてることを言ってくる、文さんもそうだった、みんな俺の予想を超える事は言わないんだよ、それにこれ以上ムキになってせっかくの仲を壊したくないよ。」
ヤス「でも・・・」
俺「じゃあ一つだけお願いがある!」
ヤス「チューして欲しいの?」
俺「殴られたいの?」
ヤス「ほ、本気でやったら俺の方が強いんだからな!!!」
俺「わかってるよ、でもヤス君は絶対に俺を殴らない、だろ?」
ヤス「まぁね〜俺優しいし!っで頼みとは?」
俺「おんぶして!」
ヤス「wwwカワイイwwwなんだツンデレなのか?ダイちゃんはSだと思ってたよ、」
軽く殴ってみた。
俺「その通りだよ!どMのヤス君!」
ヤス「冗談じゃないかぁ〜、それじゃハイ!」
脱いでた服を着て俺の前でヤスがかがんでくれた、その背中におぶさる、俺はヤスの腕ギュっと掴んでみた。
ヤス「へへーん、硬いだろ俺の腕もっと触っていいよ。」
最初の真面目で明るく熱い印象が薄れてきた〜酔ってるのかな?
俺「本当にいい体だね、」
ヤス「だろ?結構女の子にも男にもモテるんだぜ!!!」
俺「だろうね、でも顔がな〜」
ヤス「えっ悪く言われたことないよ」
俺「普通にカッコイイよ。でも俺のタイプは・・・」
ヤス「イケメンの一歩手前、クラスで5番目だろ?」
俺「文さんか〜一体どこまで俺の話聞いたんだよ!」
ヤス「色々とね!掲示板に載せたのは寂しくてどうしようもなかったから、男と寝た後はいつも自分が嫌になってママの店で泣いちゃうこととかね・・・」
そのまま何も喋らずに文さんの店の前に着いた。
ヤス「ママを怒らないでね、ママはダイちゃんが少しでもこの道で生きていくのに助けになればと俺に話して俺にダイちゃんを助けて欲しかったんだよ、俺もそんなダイちゃんを助けたい、初めて会ったけど俺は前からダイちゃんを知っててママからどんな人か聞いてもうダイちゃんのこと大好きなんだよ。」
俺「この分だと第一希望と第二希望の話も聞いてたんじゃないの?」
ヤス「うん」
俺「そっか、ありがとう。嬉しいけどやっぱり俺は・・・」
ヤス「今日は寂しくない?」
俺「???」
ヤス「今度から寂しいときは俺を呼んでよ、俺がはけ口になるしその後泣くときも一緒にいるからさ。俺のこと好きじゃなくても・・・」
俺「それセクフレじゃん!!!」
ヤス「違うよ!お互いの考えを尊重してセックスもできる新しい友情と愛情の形だよ!」
本気の顔だ。なんていい奴なんだ。
俺「ありがとう、だけどそんな良い事言われたらヤスとだけはヤれないな。」
ヤス「やっと呼び捨てにしてくれたね!」
俺「デカイ図体でカワイイ事言うなよwww」
ヤス「ダイちゃんもカワイイ顔してそんなに強がるなよ。」
そう言って抱きしめられた、振りほどこうとしたけどヤスの力が強い。
ヤス「言ったろ?本気出したら俺のが強いって、俺は自分に素直だからこうしちゃうんだ」
キスされた・・・抱きしめてる手が顔を覆うように首筋を這いながら近づいてくる。諦めたとかじゃなく俺もそのキスに答えた、舌を絡ませて長いキスをした。