僕は自分で言うのも何だが可愛くない性格だ。
小1から一人でいることが好きだった。
連絡帳や成績表には、しばしば「お友達と話さず…」と書かれていた。
最初は先生も両親も表面上は心配してくれた。
だけど小5になったらイジメのようなものを受けた。
だけど気にならなかった。
実害があるようなことはなかったから。
小6の修学旅行。
僕は特に仲が悪い人と一緒の部屋になった。
仕組まれたとはすぐに気付いた。
風呂に入って部屋に戻り、自分の布団に座り本を読んでいた。
「なぁ」
僕に話しかけられてるのだと分かっていた。
でも無視した。
「なぁ」
本を取られた。
だから仕方無く顔を上げた。
「なに?」
「遊ぼうよ」
いかにもバカっぽい喋り方。
「なにして?」
愛想笑いをする。
「もちろん…」
押し倒された。
「なに?」
演技で怖がるフリをする。
正直、性的なイジメは嫌いじゃない。
「脱がすから」
「やだッ」
何回かされて慣れた。
触られるのは気持ちイイから好きだ。
枕を抱き締めて顔を隠す。
一応体も丸めて見られないようにする演技をする。
「やだよぉ…」
「筋肉ねぇなぁ」
僕は運動は嫌いだし、小食出しで不健康な痩せ方をしていた。
「女みたいだし」
「チンコ無かったら女だな」
当たり前だ。
女にチンコがあったら嫌だ。
「犯すか」
「イイねぇ」
仰向けで足を引っ張られ、下半身を晒した。
「怖い!やだ!」
「気持ちイイから」
チンコをシコられ動けなくなる。
「AV観て勉強してるから」
「まじかよ」
ゲラゲラ笑う二人。
僕も楽しさに笑いが止まらなかった。
続く