今の彼氏で満足できないわけじゃなかった。
でも、今の彼は僕を見てくれてる気がしなかった。
会ったら軽く食事して後はセックス。
それもマンネリ気味。
「ねぇ…もっと触ってよぉ」
「ケツマンだけじゃ感じねぇの?」
「そぉじゃないけどぉ…」
「じゃあいいだろ」
刺激が無かった。
二人目だからか分からないが、新鮮味に欠けていた。
ある日。
僕は元カレにメールをした。
元カレと週末に会う約束をした。
暗くなるまで遊んだ、そしてウチに呼んだ。
一人暮らしにちょうどいい狭さのアパート。
下にも隣にも人は住んでないから多少騒いでも平気。
元カレと笑いながら話した。
今の彼氏とは無い生活感。
元カレと別れた理由はすれ違いだった。
当時は高校生だったからバイトとか課外とかで全く会えなかった。
だから自然と別れる感じになった。
今の彼氏とは飲み屋で知り合った。
酒の勢いで友達になり、酒の勢いで体の関係になった。
彼は素面じゃダメだった。
でも、付き合った以上好きでいたい。
すれ違ってるわけじゃないし。
自然な成り行きで一緒に風呂に入った。
体を洗い合い、唇を重ねた。
体を拭くのももどかしかった。
布団に倒れ込み絡み合った。
耳や乳首を舐められ喘いだ。
感じるとこが分かってる。
アナルを優しく指で慣らされる。
焦らすような指づかい。
それが終わると今度は僕の番。
横になった彼の性感帯を攻める。
彼の性器を口に含むのが嬉しく感じた。
十分に濡らし、彼の上に跨り腰を下ろす。
軽く痛みが走ったがそれを快感に消された。
喘ぐ僕の体を撫で回し余計に喘がせる。
正常位で掘られて女みたいにイッてしまった。
ラストスパートをかけた彼の腰づかいにトコロテンをしてしまい。
彼は僕の中で果てた。
もちろん2回目も愛し合った。
最後にお互い好きであったこと、好きであることを確認し合い、一緒に寝た。
今の彼には悪いが、現在もたまに元カレと会っている。
終わり。