海さん、Gさん、ゆうさん、北政所さん、蒼甫さん、コメントありがとうございましたm(_ _)m
少し、いや大分前向きになれそうです!頑張って続き書きますね。
社員旅行が昨年の8月下旬に終わり、土日を挟んで9月上旬、通常の業務に戻った。
裕之先輩は相変わらず多忙で、部長から様々な業務を押し付けられていたけど、嫌な顔一つ見せず淡々とこなしていた。
周囲の人間は、先輩の人柄、何より顔にも出さずまた一度も人にあたるような仕草も見せたことがないことを尊敬していた。
俺は、通常勤務の前日、社員旅行後の休みの日、先輩の奥さんに妻が泊まったお礼などの土産を持参しに、妻と先輩の家を訪れた。
「直樹君!お疲れ様〜。うちの(先輩)に聞いたよ!大変だったよね?気疲れしたんじゃない?とにかく上がって!」と言われた。
とても綺麗で品のいい先輩の奥さん。何だか後ろめたい気持ちに。
妻は先輩の奥さんと仲良く、たったと先に入って行った。
廊下に先輩が立ってる。
「ほら、スリッパ履けよ(笑)」
「あぁ(汗)、はい‥」
靴を揃えていたら、俺の尻に、先輩は股間を押し付けて来た。
「ちょっと!先輩!!何やってんすか?!見られたら‥」
「大丈夫だって(笑)女はお喋りに夢中だから(笑)」と言いつつ離れた。
「先輩、悪ノリしすぎですからね(汗)」
かなり悪ガキみたいな笑顔。イタズラっ子な顔をしてこっちを見てる。
「裕之〜?何してるの〜?早くお通ししてよ〜。 」奥さんがリビングから姿を見せず大きい声で先輩に声をかける。
「あ〜!わかってるよ!直樹が靴ひもに手間取ってやがってさ〜」
人のせいにして、挙げ句「早く行くぞ!」と笑って言い、俺は呆れたと言う顔をして、一緒に入った。
奥さんが、飲み物やらお菓子やら準備してくれて、妻が手伝っていた。
先輩の奥さんに、お土産を渡し、2〜30分で失礼しようと思って、そろそろと思って切り出した時。
「なあ、○○(奥さん)、服買いに行こうって言ってたけどさ、直樹と行ってきていい?△△ちゃん(俺の妻)、ダメかな?何か用事あった?」
「いいえいいえ(笑)特にないです(笑)どんどん連れ出しちゃって下さい(笑)」妻が愛想笑いをして先輩に言う。
「私は女同士で楽しいけど、直樹君、付き合ってくれて本当にいいの?」奥さんが俺に尋ねる。
「僕は全然いいですよ(笑)」内心焦りながら言った。
「後は女同士で仲良くお話でもしてなさい(笑)俺ら旅行で疲れてるから、男同士の方が楽チンだよ」と言って、先輩と出掛ける事になった。
俺の車は、先輩の家に置き、先輩の車で出掛ける。
奥さんと妻に見送られ車に乗り込み、家が見えなくなってから…
「先輩!もう俺ヒヤヒヤします!!何ですか!急に、こんな事…」
「バーカ!何ビビってんだよ(笑)2人で出掛けんの初めてじゃねえだろ?誰も怪しまねえよ(笑)」
「何か奥さんに申し訳なくて。」
「うちの嫁が言ったの。服買いに行きたいって言ったら直樹と行けば、って。だから誘ったの。△△(妻)ちゃんには悪いけど。」
「そうだったんすか…」
「それよりさ、俺、昨日眠れなくてさ、もうお前とのいやらしーい事ばっか考えててさ。お前は?」
「俺は疲れて爆睡でした。」
嘘。デジカメで撮った写真をパソコンに。先輩の画像ばかり見てた。
「何だよ、クソガキ!それより2人でどこ行く?野郎同士でデートってどうすんだ?」
「先輩、服買いに行くんじゃないんですか?」
「そんなもん何とでもなるだろ(笑)?今からデートだから(笑)少しドライブでもするか?」
嬉しかった。めちゃくちゃ。この人がモテる理由がわかる気がする。
「どこでもいいっすよ。」
「よっしゃ!じゃ、俺に任せとけ!!」
先輩が張り切って運転しだした。
先輩が突然、俺の右足、太ももを触る。
俺は少し戸惑ったものの先輩が触ってきた手を握り、指を絡めてみた。
「何かガキみてえ(笑)俺ら何やってんだ(笑)」
「先輩から仕掛けてきたんじゃないっすかー!」
照れながら笑った。でも手を握り続けた。信号待ちと、トラックやバスが近くに来た時以外は。