「やっぱびっくりするよね、オレも去年驚いたし」と、フタを片手に持つ先輩。
フタの裏側が上になってて、全面に焦茶色の固まりが付いてて、なにより臭い…
ウンコの臭さじゃなくて、もろトイレの匂いです。それなのに先輩は、「これが匂いの原因だから、落とせば気にならなくなるよ」って言いながら指で固まりを取り始めました。
意外と柔らかく、先輩の指にべったり付いてて、匂いで吐きそうになったけど、でも先輩やってるし、先輩とかが使ってるトイレと思うことにして、先輩の持ってるフタのブツを触ってみました。
表面ヌルッと、中はザラッとしてて、匂い嗅いだら…あまりの臭さに咳こみます。
隣の便器の水を流してから勇気出してフタを取ってみると、先輩のよりは汚れが少なくラッキーでした。
タワシが一個しかなく、先輩は便器ブラシのブラシ部分を持って二人で掃除してたら、先輩が「よく触れたね、平気だった?」って聞いてきて、「先輩がやってたので平気かもと思ってやりました」って答えました。
そしたら、「これ尿石っていって尿が固まったヤツみたい」と、薄々気付いていたけど悲しい事実を教えられました…
でも「俺コータの尿石って思えば全然平気だな」って、告白のようなこと言ってたので、「僕も先輩のなら、小便触れます」って返してみました。
「ははっ、じゃコータの掃除してるとこであとで小便しよ」って言ってたので、その前から小便したかったこともあり、「いま先輩のとこにしていいですか?」と聞いてみました。
そしたら先輩が便器の穴の上くらいのとこで、両手の上にフタのせて「いいよ」って言ったので、先輩の横で斜めになりながら本当に小便しちゃいました。
「一気に掃除終わらせてもっと楽しいことしよう」って言ってくれたので、自分も汚いとか気にしないで、便器の穴とかも指つっこんだり、大便器も、ウンコごとタワシで磨いたりと頑張って終わらせました。
文化棟のほうが人来ないからってことで、文化棟に移動して、そっちも掃除終わらせて、予定より30分早く終わりました。