初めまして、浩平と言います。
ヘタクソで面白くないかもしれないっすけど、読んでくれたら嬉しいです。
とても長くなると思うので、よろしくお願いします。
俺はその頃まだ中学3年生で、夏休みも終わり冬がすぐそこまで来ていた。俺の周囲も俺自身も高校入試を意識せざるを得なくて、周囲はピリピリしていた。
そんな時だった。
「浩平、来年から兵庫に行くからな」
父さんがそんな時に宣告したのだ。詳しく聞くと、いわゆる転勤らしい。俺は今九州に住んでいる。そして、単身赴任かと思いきや、俺と母さん(3人家族)も連れて行くというのだ。母さんは前から聞いていたようだが、俺はそのときが初めてだった。
「ちょうどおまえも中学終わって区切りがいいじゃないか」
父さんの弁解はそういうことだった。
そんなこんなで、俺は友達とは遠く離れた兵庫の高校を受けることになったのだ。
そして、高校も決まって、中学を卒業するとすぐに俺達家族は引っ越して、左右もわからない兵庫県に移り住むことになったのだ。
高校の入学式も無事に終えて、新しい学校で、新しいクラスで、1学期を迎えた。