「はじめまして。法律学科3回生の結成海斗です。よろしくね。」
カッコイイ!!
僕はその印象でしかなかった。
タンクトップでしかも下はショートパンツ!
顔は妻夫木君でオレンジデイズのときの妻夫木君の役名と似てる!
僕はもう興奮を隠しきれなかった。
吸い込まれそうなくらいにイケメンだった
「実はさ,ここの陸上部人数が四人しかいなんだよね(笑)」
え??
さっきのぞろぞろ来た先輩たちはどうやら違うサークルの人たちらしい。
挨拶して損した(笑)
「前は結構いたんだけど,部員同士でもめてほとんどやめたんだ。俺がいちおキャプテンで,後は二年がちらほらで三年は俺だけ(笑)」
「マジっすか?」
A君は少しガッカリしたような顔した。
「しかもここの陸上部,駅伝にも出ないし大会にも出ないから入っても練習だけだよ?それでも良かったら」
「そうなんですか。じゃあ俺やめます。ありがとうございました」
ええぇぇ!!?
A君!!それはないだろ!!
A君はすたこらと帰って行った。
そりゃあないだろ!!
結成先輩も困っている様子だった。
「キミはどうするん?」
「え・・じゃあいちお今日だけ見て」
「わかった。キミ名前は?」
「僕は経営学科の一年の正木リクです」
「正木君ね。よろしく」
「あのここの陸上部って趣味でやってる人たちばっかなんですか?」
「まぁね。そんなもんだよ。正木君は陸上やったことあんの?」
「すいません。ないです」
「マジ?ハハハ。さっきの子の付き添いってやつね!笑」
「はい」
なんてさわやかな笑顔・・・
結成先輩のことが好きになった
僕は結成先輩に夢中になっていた