他の日は授業が午前からあるからお兄さんと会えるのは火曜日と水曜日だけだった
なんとか出会えないかな?
俺はお兄さんに会いたくて会いたくてしょうがなくて毎日のようにバイトに出た
だが、それ以来お兄さんは来なかった
もしかして俺嫌われてる?
なんて心配していた
そんなある日バイトもないし、夕食作るのも面倒だしってことで俺は近くの弁当屋に行くことにした
注文して待っていると
ピンポーン!!
なんとお兄さんが現れた
ヤバイ!!
俺は緊張して思わず引換券を落した
注文し終わったのかこっちに来る
「あれ?あっどうも」
「あっどうも」
挨拶して終始無言・・・
別に話する内容もないし・・・
そんなときお兄さんから口を開いた
「学生さんなんですか?」
「はい。いちお三年生です」
「そうなんですか・・・」
シーン・・・
「あの、実は宗佑さん、俺、高校生のころ○○郵便局で冬休みだけバイトしてたんですけど、そこで働いてましたか?」
「え!!マジで!?つーか、なんで俺の名前知ってるの?」
「いや!!えっとえっと」
ヤバイ!!名前知ってるのおかしいよな!!
「名札見てたんで」
「そっか。えー、マジか。○○郵便局でバイトしてたん?昔俺もそこで働いてたけど転勤してここの近くの郵便局に来たんだ」
「そうだったんですか・・」
「藤波君だよね?」
「え!!俺のこと覚えててくれたんですか!!」
俺は興奮気味に言った
「いや、毎日郵便受けに書いてるから(笑)」
「そうですよね」
何俺は興奮してんだろ(笑)
そしてちょうど、番号札を呼ばれた。出来たようだ
ちょうど宗佑さんも呼ばれた
いっしょに出た
「家ここらへん何ですか?」
「うん、あの近くのアパート」
「へぇ・・・」
意外に俺の家と近所だった
「今度遊びにおいでよ」
「は!はい!是非!!」
別れた後も俺は余韻に浸っていた
ヤバイ!!遊びにおいでよとか。
俺はまるで恋する少女みたいに、恋してた(笑)
もっと宗佑さんと進展する出来事が起きないかなって思っていたら本当に起こった