●お父さんから煮魚が食べたいとリクエストがあったので、鮮魚売場で特売品の煮付け用のタラを購入vメインは決まったから後は汁物と副菜を考える。
冷蔵庫に残ってるものを思い出しながら必要なものだけを買って買い物完了♪
エコバッグを下げながら家路に着く。その途中でお父さんから
◆「今日はジムに寄って帰るからビール冷やしていてv」
とメール。と言うことは急いで晩御飯の支度をしなくていいから、先にお風呂を沸かして、リビングに掃除機をかけて、それから晩御飯の支度だ!って発想が完璧に主婦の発想(笑)
死んだお母さんは理論的で、いかに効率よく家事をこなせるか。っていつも考えてた人だから、僕の発想はお母さんの影響かな(笑)
家に帰ってきて、誰もいないのに、一応
●「ただいま〜」
と言ってみる。制服を着替えてから、風呂掃除をしてリビングに掃除機をかける。洗濯物を取り込んでおいてお父さんのビールを冷蔵庫に。僕が料理を覚えたのはお母さんが死んでから。もともと興味があったわけじゃないけど、お父さんに仕事と家事の両立を任せるのは申し訳ないし、それ以前にお父さんは家事に関しては壊滅的に不向きなんだ(笑)だから僕がこの家の家事を担当するようになったんだ。
でも本当はね、お父さんに対する償いみたいな気持ちから始めたんだけどね。お母さんが死んじゃって、愛した人はもういないのに、血の繋がってない息子の僕だけが残っちゃって。僕がいなければ、お父さんも新しく彼女作ったり、再婚だって簡単にできるのに。僕がいるからなかなか難しいんだろうな…って負い目があるんだ。お父さんは俺のことを大事にしてくれてると思うけど…それもいつか裏切られるんじゃないかって不安は心のどっかでずっと引っ掛かってる…
…やめたやめた(笑)そんなジメジメした気分の時は料理を作って気持ちをリセット!!