タラを煮付けにして、味噌汁とサラダを盛り付けて、お父さんのビールのおつまみに枝豆を茹でてテーブルに並べる。我ながら今日も上出来だ(笑)
(ガチャン)「◆ただいま〜」
とお父さんが帰ってきた。「●お帰りなさい!ご飯がもうすぐで炊けるから先にお風呂入っちゃってよ!」「◆そうだな〜先にひとっ風呂浴びてくるかぁ〜ビールはちゃんとキンキンに冷やしてるよな?」
「●もちろん!(笑)はいはい。さっさと風呂に行く!」
お父さんを風呂に追いやって俺は洗い物を済ませる。「ピーッピーッ」ご飯が炊けた。茶碗を準備していると、お父さんがパンツ一枚で現れて、
「◆着替えのシャツを昨日洗濯に出したはずなんだが…」
というので、夕方取り込んでおいた洗濯物の中からシャツを探し、お父さんに投げる。お父さんは下着にこだわりがあるらしく、下着はビキニパンツしか履かない。本人曰く「◆このフィット感がいい」らしい。僕はお父さんと暮らして、いろいろなお父さんの一面を見てきたけれど、ビキニパンツ姿だけは何故か慣れずに逆にドキドキしてしまう汗
だってビキニの前の膨らみを見てるとお父さんのチンコは結構デカそうだし、鍛えて黒く日焼けした体に小さなビキニパンツってすごくエロティックなんだよな(汗)
ドキマギしてるとお父さんがお風呂から上がった。それを確認して、味噌汁とおかずを暖め直しテーブルに並べてると短パンにピチピチタンクトップのお父さんがバスタオルを首に巻いて冷蔵庫からビールとグラスを出して自分の席に座る。お父さんにおつまみの枝豆を出し、僕は自分のご飯と味噌汁を汲んでお父さんの向かい側に座る。
「●◆いただきまーす」
煮付けはちょうどいい味付けでお父さんの枝豆の茹で具合もちょうどいいらしい。
「◆ユウマ。お前はどんどん料理が上手くなってるなぁ!びっくりするくらいの進歩だよ!」
「●毎日やってれば嫌でも学習するから(笑)お父さんもたまには僕を見習ったら?」
「◆言ったなぁ〜こいつめ!俺は家事には向いてないのさ(笑)」
「●じゃあ、もし僕がいなくなったらどうする?毎日コンビニ弁当?外食?(笑)あっお父さんくらい格好良かったら、女の人が放っとかないかぁ?(笑)」
「◆いや〜女はいいよ〜それより、ユウマがずっといてくれる方がお父さんは幸せやな(笑)」
「●わ〜い!お父さんに言い寄ってくる女の人に勝った!!じゃあ僕がお父さんの面倒を見てあげるよ(笑)」
「◆よろしくお願いします(笑)ん?もうごちそうさまか?」
「●うん!お父さんが食べおわる前にお風呂入ってくるね〜」
僕は食器を片付けて、お風呂場に向かった。服を脱ぎながら、ふと見ると脱衣籠の中にさっきまでお父さんが履いてた赤いビキニが。僕は何故か脱ぎ捨てられたビキニを凝視して、こっそりお父さんがいるダイニングに戻った。お父さんはテレビニュースを観ながらビールを飲んでいる。お父さんがこちらに来ることはないと確信して、再びこっそり脱衣場に戻った。そして脱ぎ捨てられた赤いビキニを恐る恐る手に取った。