静岡に住む28歳です。
今から8年前の話です。
エロの要素が少ないかもしれないので、興味が無い方は飛ばしてください。
大学のサークルの後輩にEという奴がいた。
Eは明るく、とても人懐っこい奴で芸能人でいうと溝端淳平似のかわいい後輩だった。
女性にもとてももてた。
在学中に何人もの女性が彼に告白したらしい。
僕は当時、自分が本当にゲイなのかどうか、自分でもよくわかっていなかった。
なんとなく男に興味はあったものの男性経験はなく、
何人かの女性とも付き合ったり別れたりしていた。
Eのことが気になっていた僕は、みんなで遊ぶ時には必ずEも誘うようにしていた。
女友達も交えて何度か食事や映画に行っているうちに、
Eは一人で僕のアパートに遊びに来るようになった。
といってもEは家が裕福ではなかったため、バイトで忙しく、
遊びに来てはうちのコタツで寝てしまった。
時には僕のベットを占領して寝てしまうこともあった。
18歳の彼の幼い寝顔はとても可愛かった。
見ているだけで胸がキュンとなった。
赤くてふっくらした唇にキスして、思い切り抱きしめてやりたいという衝動に、
何度もかられた。
でも僕はEに手を出したりはしなかった。
Eは完全にノンケで付き合っている彼女もいたし、
なにより手を出しても拒否られて彼に嫌われたり、
僕がゲイであるという噂をたてられたりするのが怖かったからだ。
当時、僕も年上の女の人と付き合っていた。
なんとなく男に興味があるのは自覚していたが、
幸せな家庭を築いて、平穏な人生を送りたかったから、
ノンケとして生きていこうと心に決めていた。
しかし彼の可愛い寝顔の前には、そんな自制心は無力だった。
Eと遊ぶ回数が増えるにつれ、
僕は次第に自分を抑えられなくなっていった。
ふざけているふりをして、
「Eはかわいいなぁ」「俺が女だったらEに抱かれたいよ〜」などと言ってみたり、
友達を交えてEと遊んでいる時にEが寝てしまうと、
ふざけて添い寝したり、「よしよし」とか言って頭を撫でたりした。
Eの反応はどうだったかというと、「やめてくださいよぉ〜」などと言いながら、
まんざらでもない、という感じだった。
しかしそれは同性愛的な感情ではなく、
後輩として可愛がれていることが嬉しいという感じだったのだと思う。
可愛がられ、ちやほやされる自分に酔っている節もあったのかもしれない。
事実、僕がそんなアプローチをするようになってから、
Eがうちに来る回数は確実に増えていった。
サークルが終わると一緒に飯を食いに行って一緒にうちに帰った。
EはTVを見たりしているうちにEは寝てしまい、
深夜に起きてバイトに出かけて行った。
そんな悶々とした関係が半年も続いた。
次回からエロい展開になっていきます。