感想ありがとうございます。
続きを楽しみにしてくれているようで、とてもうれしいです^^
がんばってできるだけ早く続きを書いていきますね。
Eはバイトがある時には自転車や原付でうちにやって来たが、バイトが休みの日には僕が車でEを迎えに行った。
待ち合わせ場所はいつもEの家のそばにある公園だ。
(あとから知ったことだが、偶然にもその公園は有名な発展スポットだったらしいw)
Eを車に乗せると少し遠回りして海沿いをドライブしながら僕のアパートに向かった。
僕らは車の中ではずっと手をつないでいた。
アパートに着いて入口を閉めると、僕らはそのまま抱き合ってキスをした。
そのあとはいつもの通り。
ひたすら、ただひたすらに裸で抱き合った。
Eはバイトがない時には元気が有り余っていたため、行為が済んだ後でもしばらく起きていた。
パンツ一丁というなまめかしい姿でゴロゴロとベットに寝転び、携帯をいじったり、TVをながめたりしながら、Eはうれしそうにいろいろなことをしゃべった。
僕はタバコを吸ったり、Eの髪を撫でたりしながら、Eの話を聞いていた。
出会った頃、Eはタバコを吸わなかったが、僕が吸うのを見て、時々タバコを吸うようになった。
僕は「体によくないよw」などと言いながらも、自分の存在がEの中に刻まれたようでなんだかうれしかった。
サークルの先輩と後輩だった僕らの仲は、肉体的な結びつきと共に次第に深まり、Eは僕のことを「先輩」ではなく、「Mくん」と呼ぶようになっていた。
「ねぇMくん」
ある時、Eはタバコを吸いながら突然こう言った。
「オレのこと好き?」
突然、心臓を貫くような質問を浴びせられた僕は一瞬身をこわばらせた。
Eがこんな質問をするのは初めてだった。
好きにきまってる。
でもキミは前、『遊び』だって言ってたじゃないか…。
だから僕も彼女との関係を続けていたし、Eが女友達と遊んでも決して文句は言わなかった。
Eの真意がわからない。
「ん??なんで??急にどうした??」
僕は質問に質問を返すことで、なんとなく答えをはぐらかした。
「ん〜…なんでだろ。
オレたちさ、こんな関係になってるけど、実際、Mくんはオレのことどう思ってるのか、と思ってさ。
Mくんのキモチを聞きたくなった」
Eは灰皿でタバコの火をもみ消して僕の横に寝転がり、じっと僕を見ている。
吸い込まれそうな目だ。
くっきりとした二重と長いまつげ。猫のように丸く、キラキラした目。
そんな目で僕を見ないでくれ。
魔法にかけられたようにウソつけなくなってしまった僕は、正直に答えた。
「好きだよ」
僕ははじめて、自分の本当の気持ちをEに伝えた。
Eは深く黒い瞳で、じっと僕を見つめていた。