Eは目隠しに使われていたタオルを外すと、僕をベッドに押し倒した。
僕よりもずっと体格がいいだけあって、さすがに力が強い。
「ごめん、ごめんw」と笑いながら、僕は抵抗できずにいた。
Eの顔を見ると、サディスティックな笑みを浮かべていた。
僕は少し怖かった。
Eと僕はどっちが受けで、どっちが攻めなのか、どっちがSで、どっちがMなのかよくわからない関係だった。
そういうカテゴリーではうまく分けられない関係だったのかもしれない。
僕がリードしていたかと思うと、いつの間にかEが僕をリードしていた。
Eをいじめると、Eは倍にして僕に仕返しした。
まるで張り合うように、僕らはやったりやられたりを繰り返していた。
実際、互いに張り合う気持ちはあった。
Eはよく「Mくんには負けたくない」と、よく口にしていた。
だから、Eをさんざんにいじめてしまった僕は、これから自分がどうされるのかを想像すると少し怖かったのである。
Eは薄く笑みを浮かべたまま、手にしていたタオルで僕の両手を縛り上げた。
「うわ!!…ゴメンって…」
突然のことに驚き謝り続ける僕を、Eは黙って見下ろした。
やばい。完全にドSの目になっている。
Eは僕の乳首に吸いつき、強く噛んだ。
「あぁッ!!」といつもよりも強く反応する僕をよそに、Eの舌はそのまま僕の首筋へと至り、首筋を吸引した。
「ダメだよ…痕が残る…」
「関係ない。 わざと残そうとしてる。」
Eは吸引を続けてから口を放すと、赤くうっ血していたであろう僕の首筋を満足そうに撫でた。
そして、少し乱暴に僕の両足を持ち上げると、先ほどまで自分がさせられていた格好、マングリ返しの格好にした。
「恥ずかしいでしょ?」
「…恥ずかしいよ」
「よく見える」
僕は耐えられずに顔をそむける。
Eはおもむろに携帯を取り出すと、おもむろに写メを取った。
ピロリーンと気楽な音が静かな室内に響く。
「ハハ!w ほら!よく撮れた」
Eは携帯の画面を確認して笑うと、それを僕に見せつけた。
画面にはマングリ返しをさせられて、キンタマからアナルまでを天井を向けてあらわにした僕の姿が映っていた。
自分では見ることができないような恥ずかしい部分もハッキリと写っていた。
「やめてよ」
「ダメ! もっとアップで撮ってやる」
そういうとEは僕の局部に携帯を近づけ、ヒクヒク痙攣している僕のアナルや、ダラダラと止めどなく先走りを垂れ流しているチンポを撮影した。
Eは「いやらしい人」「うわぁ〜すごい」などと声を上げながら、いちいちそれを僕に見せつけた。