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最後は簡潔に書きますね。
その後、Eは公園で待っている僕のところに来てくれた。
それから僕らはまた付き合いだした。
でも結局、互いの就職などもあり、いまはもう別れた。
しばらく連絡がなくなったあと、ある日ポストに僕の部屋の合いカギが入っていた。
5年間付き合っていた僕らの最後は、とてもあっけないものだった。
泣きながら電話をかけた僕に、Eは「もう終わりだよ」と言った。
「わかった…。でも僕のこと、忘れないでほしい。
僕もEのこと忘れない。一生…一生忘れないから。
死んでもEのこと忘れない。
生まれ変わっても、すぐにEを迎えに行くから」
僕は泣きながら電話を切った。
Eは僕と別れてすぐに、高校時代に付き合っていた彼女と復縁し、
そのまますぐに結婚した。
子供も生まれ、いまはもう3歳ぐらいになっていると思う。
昨年のクリスマスに偶然、静岡駅でEとすれ違ったが、
大きな紙袋に入れたクリスマスプレゼントを持って、
Eは僕と目も合わさずに去って行った。
僕はその後、誰とも付き合わず、いまもひとりだ。
たぶん、あんなに人を好きになることはもう2度とないと思う。
でも、それでいいと思っている。
世の中には家庭を守ることが生きがいの人もいるだろうし、
子供の成長を見守ることが生きがいの人もいるだろう。
僕は家庭や子供の代わりに、Eとの想い出を一生大切にして生きていく。
あれから数年の時が流れ、僕も少しだけおじさんになった。(28歳ですがw)
今の僕を見たらEはなんていうかな。
おじさんになっても一人でいる僕を見て笑うかな。
いまもEを思っている僕を見て笑うかな。
布団に入り、ひとりでよくそんなことを考える。
僕らはなんで、男同士で生まれ、男同士で出会い、そして愛し合ってしまったんだろう。
でもいい。
僕が男じゃなかったらEと仲良くなることもなかったかもしれないし、
Eが男じゃなかったら僕はEのことを好きにはならなかったんだ。
僕が先に死んだら、天国でずっとEを待ってるよ。
Eが死んだら、すぐに迎えに行くよ。
天国ではだれにも邪魔されずに、ふたりでいられるかな。
もし、ふたりが生まれ変わっても、僕は絶対にEを見つける。
そして、今度こそ2人で幸せに生きる。
僕はひとり、Eとの想い出を守って生きていく。
死んだあとになるか、生まれ変わったあとになるかはわからないけど、
絶対にまた結ばれると信じて。