俺の名前はゆきひろ、25歳。高校で体育を教える、新マイ教師。
この前、同窓会っぽいのがあって、それに出たときの話。
12月某日の金曜日。「プチ同窓会」だけど、遅れて行くワケにはいかない。
顧問をしてるサッカー部の練習は部長と副顧問に任せて学校を出た。
職業柄、ジャージにウィンドブレーカーだけど、まあいっか。
わりと近い居酒屋だったので、車は学校におきっ放しで走って行った。
着くと、もうすでにほとんどみんな集まっていた。
もと学級長のさえきさんが席まで案内してくれた。
俺の斜め前には、見なれない人が座っていた。
誰だろう… でもすぐにわかった、高校当時、ずっとあこがれていた
クラスイチのイケメン、A川こういちだ!間違いない。
成宮寛貴にそっくりのその顔は変わっていなかった。
昔は茶髪の少しながめの髪だったのに、今は短髪、黒髪だ。
でも全然かっこいい、むしろ彼にはこっちの方が似合っている。
穴が空くほど見つめていたせいか、コウちゃんは視線に気づき、
こっちを向いた。
<やばっっっ‼>
とっさに目をそらした。
コウちゃんは、またとなりのヤツと話しだした。
時間もだいぶたち、時計は午後の9時をまわっていた。
子持ちの女子などがちらほらと帰りだし、俺の両サイドが空いた。
場の雰囲気も、10年前のあの頃に戻ったように楽しい。
トイレにたって戻ってくると、なんととなりの席にはコウちゃんが
座っていた。
こう「ここ、いいだろ?」
ゆき(俺)「え、ああ、いいよ!」
こう「俺のこと覚えてる?」
ゆき「当たり前じゃん‼コウちゃん」
こう「お!よかった」
コウちゃんのキラキラの笑顔がたまらなくイイ!
ゆき「髪どうしたの??」
こう「あぁ、俺今警察官だから。地域課の交番勤務。」
警察官とか、強いけど、みんなにやさしいコウちゃんには
ピッタリの仕事だと思った。
こう「だから、さっきジッと俺のこと見てたんだ〜」
ゆき「バレてた?」
こう「警察なめんなよ(笑) 変態容疑で逮捕すんぞ!」
コウちゃんが、抱きついてきた。数秒だったけど、すっごい
引き締まった体だったのがわかった。あの頃からひとまわりも
ふたまわりも大きい体になっていて、正直戸惑った。
こう「で?お前は何してんの?」
ゆき「高校で体育の教師。」
こう「へぇ。お前サッカー部の副キャプテンだったもんな」
ゆき「ああ。んで、サッカー部の顧問もしてて…」
しばらく話していたら、おひらきの時間になっていた。
こう「なあ、明日どうせ休みだろ?
ゆき「まあ。」
こう「俺んち来いよ、結構遠いけど。」
ゆき「いいの?!」
思わず大声で聞いてしまった。
こう「ばか、声でけぇよ!そんなにうれしいのかよ(笑)」
ときめいていた。そんなことはないだろうことはわかっていても、
お酒もはいってるし、もしかしたら…ってことも。。
40分くらい歩いて、彼のウチまで行った。
実家ではなく、彼のアパートだった。
こう「ちらかってるけど」
ゆき「おじゃまします」
全然ちらかってない、むしろ、ホテルみたいにきっちり整頓
されていた。
警察学校で、随分部屋の整頓は徹底させられたって。
こう「ビールでいい?」
ゆき「ああ。」
前ではなく、となりにコウちゃんは座ってきた。
肩があたる。
ストーブのせいであっつくなってきたので、俺は半袖になった。
すると彼も追従して、タンクトップ一枚になった。
すっごいいい腕、いい背筋、盛り上がった胸筋…それでいて、
決して付きすぎてもいない、均整のとれた体だった。
警察官ってほんときびしくいろんなことやってるって聞いた
けど、その証拠がこれか…。俺は勃起を隠すのに必死だった。
こう「……なあ、お前彼女とかいんの?」
ゆき「ぃ、いや?」
こう「変なこと言っていい?」
ゆき「ぇ…?」
コウちゃんの目が俺を掴んで離さない。胸の鼓動がすごい。
目も潤んできた。まさか、の期待に俺の頭は支配されていた。
こう「あのさ、…」
次の瞬間には唇が重なっていた。いやらしい息づかいにならざるを得なかった。
頭はまっしろ。うれしさの洪水にのまれていた。
ゆき(俺)「…んっ」
こう「…おれ、ずっとずっとお前のこと、好きだった!欲しかった!
でも、絶対失敗するって…ずっと言えなかった!でも、もう我慢できねぇよ‼
いきなりこんなことして悪かった…。俺…最低だな。」
ゆき「いや、コウちゃん。実は…これマジな話なんだけどさ…
おれもずっとずっとずっとコウちゃんが好きでさ…てか大好きでさ。
なんていうか、、今もすっごいうれしかったし…」
精いっぱい伝えた。ありったけのコトバをつかって。
コウちゃんの目からは涙がつーっと流れた、俺も、一気に
願いがかなった喜びに、わかんないけど、泣いた。
次から、いよいよエロくなっていきます!