工藤〜知ってる方いたんですね(笑)ありがとです☆では続き書きます!
『3月8日の9時から新札幌で、こっちの人の飲み会をしたいと思います。女の子もくるけど、楽しくやれればいいと思います。みんなよろしくね。ちゃお』
東京とかと違って、飲み会とか合コンの募集は全くなかったら、すごく目を引いた。文章からもそんな、いかにも出会いを求めてます、なんて感じがしなかったから、純粋に友達がつくれるとなんとなく感じた。『掲示板見ました。プロフィールは167#52#23で札幌住みです。飲み会に行こうか迷っていて、内容とか教えてもらえますか?』
メールの返信は1分もかからなかった。
『メールありがとう。なんでも聞いちゃってよ。てか飲み会にきちゃいなよ☆あっえっと、名前なんていうの?俺はじゅんっていいます』
『ごめんなさい。入れ忘れました。俺はのぶです。飲み会は何人くらいくるんですか?』
『謝んなくていいよ笑。のぶくん入れて6人くらいかな?』
『みんな知り合いなんですか?』
『女の子は俺の友達であとはみんなしらないよぉ』
少しここで安心した。流石にみんな顔見知りの所に入るのは辛い。
『じゅんくんは何回か、こういう飲み会開いてるんですか?』
『あっ敬語やめませんか笑俺も初めてなんだよね☆だから、俺も緊張してるんだ。のぶくんいい人そうだから、来てくれるとうれしいな』
『ありがとう。じゅんくんも優しい感じだし、安心したんで飲み会に参加させて欲しいです』
『マジで!?やった。じゃあ今度の日曜日だからおいで』
『うん』
その後、2〜3メールをやり取りして、終了した。
飲み会まで何日かあったから、じゅんくんから誘いのメールとかあっても、おかしくなかったけど、メールすら来なかったんで、本当に友達を作りたいだけなんだと思った。
飲み会当日、朝から起きて予約している美容室に。色も少し落ちてきたので、アッシュ&グレーを7にして、縮毛もかけた。すごい気合いの入れようだ。
その後、服とか買って、街をぶらぶらして時間をつぶした。
札幌駅から新札幌駅は20分くらい。列車に乗ってる時はそうでもなかったけど、降りてからめちゃくちゃ緊張し始める。
メールで着いた事を知らせた。
『改札の所にいるね。もうみんな集まってるよ☆』
改札か。てか人がいっぱいいすぎて分からないし。てかあれか?いや人数的におかしい。ちょっと通りすぎてみよう。
うん。これっぽい。
『ひょっとして自販機の前?』
『うん笑』
俺は今通りすぎた道を引き返した。