僕は165-51-18の高校3年生です。卒業間近になってきたんで、今までを振り返るためにも夏ごろの体験の話を書きたいと思います。
僕は男子校に通っていて、自分で言うのもヘンだけど、かなりかわいめなカンジらしいです^^ 宮崎あおいとか榮倉奈々に似てるってよく友達から言われます。男なのに最初は複雑でした。結構色白だし髪もミディアムにしてるせいで、余計そう思われるのかな。
去年の6月ごろ、僕の高校には教育実習生が来ました。僕のクラスには、体育の先生が来ることになりました。
その日の朝、友達が、
「なあなあ、知ってる?今日から来る実習生の先生ってさ、○○大学の体育科の人なんだってさ。しかもアメフト部らしいぜ。朝、担任たちが話してた!!」
「まじで!ホモなんじゃね!あそこの大学の体育会の人たちって結構そういうの多いらしいって聞くし!」
って朝から変な会話して「うぉーーー、こえーー」てか盛り上がってました。
僕はノンケのふりしてたけど、本心はこっちなので、内心そうだったらいいなーとか思いつつ、友達とは「そうなんだ。。だとしたら困るね。」なんて言って合わせてました。ただアメフトやってるゴツいカンジの人は正直ニガテなんで、あんま期待しないでおこっと、と思ってました。
ホームルームの時間、担任の先生(担任も体育です)が
「おはよう、みんな。えっと、今日から3週間、このクラスに教育実習の先生が来てくれることになった!体育の時間はもちろん、ホームルームもこれから3週間、私ではなくて実習生の先生にお願いすることになるからな。原町先生、どうぞ入って。」と声をかけると、ドアからスラーッとした長身の人が入ってきた。
第一印象は・・・ドストライクでした!!^^
見た目は男子バレーで有名な福澤達哉選手にソックリでした!
アメフトっていうからゴリラみたいな人かなって想像してたけど、背は185cmぐらいはあって、スリムでタンクトップから見える腕や胸元は筋肉質で、顔もすっげーイケメンでした。^^
先生は、原町という名前らしくて、
「みなさん、おはようございます!○○大学4年の原町隆二といいます!本当は3年生のときに教育実習をするのですが、僕の場合、単位の関係で4年の今、実習をすることになりました!みんなと同じく勉強の身ですが、よろしく!」
と、なんかよく分かんないけどとりあえず普通の人より1つ年上なんだってことぐらいは分かったカンジの挨拶でした。
でもすっげー爽やかだし、どっちかっていうとサッカー部風味な感じで、眉毛とかも細く整えていて、目は大きく二重で、顔の輪郭とか骨格もカクカクしてて、男らしいなーって思って、顔が赤くなりそうだった。
担任は、「じゃ、あとはよろしく。」と言って出て行った。
そのあとは、年が近いし、男しかいないクラスルームなので、生徒からの質問攻め。
「ねえねえ、先生は年いくつっすか?」「22だよ」
「彼女は?!」「いないよ」「うそだーーーー!!」「ほんとだよ」
「趣味は?」「ドライブかな」
みたいなトークが続いてた。
その後、友達のタケシが(ちなみにこいつはけっこーイタズラ好きなやんちゃ野郎です)、
「先生の好きな女の芸能人とかは?」と聞いた。
原町先生は「うーん、宮崎あおいだな!」と答えた。
その瞬間、「おーーーリアル!!じゃあ、先生、ユウなんてどうっすか?!」とニヤニヤしながら先生に言った。
先生は「ユウ?誰のことだ?」とよくわかっていない顔で、タケシは俺のことを指差して「アイツですよ!うちのクラスの宮崎あおいだよ!似てるっしょ!!」とか言ってきた。
とっさのフリで、僕は慌ててしまい、「な、ちょ、ふざけたこと言うなよ!!」と言いつつも、先生がジーと僕のことを見てきて、「あ、いや、その。。」とキョドってしまった。
先生と目が合って顔が赤くなり下をうつむきそうになったとき、原町先生は「本当だ!そっくりだな、かわいいな」と冗談なのかよくわかんない言葉をかけてきてくれた。僕は「ハハ・・・。」と作り笑いをするのが精一杯だった。
これが原町先生との出会いだった。