僕は水泳が嫌いだった。なぜならカナヅチだから・・・。
全く泳げないんです。だから、水泳の時期になるとおなかもいたくなるし、いつも居残りさせられるし、ゆううつだった。
原町先生も授業は厳しそうだし、やだなーって最初は思ってた。
僕たちは指定水着(なんかトランクスみたいなかたちの紺色のやつ)を履いてプールサイドに集合した。ちなみに、僕は体はキャシャだけどちんこの方はけっこう自信あるんです笑。みんなからもいつも「おまえ、そんな顔してでけー」とか言われてて、ちょっぴりうれしかった。だからサポーターは必須!笑
シャワーを浴びて準備体操をしてると、プールサイドについに原町先生も登場☆
みんなで「おおおーーーっ」て声を上げてしまった。
先生はピチピチの競パンで登場☆
今まで先生のハダカ見たことないんで、僕はついつい見とれてしまった。
盛り上がった胸に黒い乳首、腹はバキバキに6つに割れててムダも全然ない。腹筋の真ん中には黒々とギャランドゥーが生えてて、それが水着のほうにラインになってて、結構毛深いんだと思うけど、太ももの内側まで陰毛みたいな感じの濃い毛が生えててすげーワイルドでギャップ☆
何よりビックリなのが、モッコリのでかさ☆
金玉とサオの位置がかなり分かる。絶対先生は巨根だと確信した。
タケシがまたまた「先生、モッコリでかいね!!」と騒いだ。
先生は「ははは、まあまあだろ?みんなもあと3〜4年したらココも成長するぞ」と冗談混じりで指をさした。なんか小島よしおみたいだった笑
「今日はクロールと平泳ぎの練習をしよう。今月末で俺は実習が終わるけど、そのときにはクロールと平泳ぎ25mずつ、50mのテストをする!!」と言った。
みんな「エ〜〜〜!!」とざわついた。
「なんだ、50ぐらいでヘコたれるな!これは成績にも関係するからな!不安なら練習するのみだぞ!」とガッツしてきた。
僕は、先生のパーフエクトボディはうれしかったけど、この告知でテンションがち落ちだった。全く泳げないし、特に平泳ぎなんてまったくどうしていいのかわかんない。あーあ、また今学期も体育の成績は2だなーとあきらめ始めた。
みんなプールに入って、泳ぎ始めた。
僕とあと2人カナヅチがいて、先生のところに行って、「先生、僕たちカナヅチなんですけどどうしたらいいですか?」と相談に行った。
先生は「うーん、そうだなぁ。じゃあ、ビート板を持ってきて少しでもいいからバタ足の練習でもしてみな。」と言った。僕たちは「はい!」といって、ビート板を持ってきて、1人ずつ水に入ろうとした。
原町先生は、僕のところにきて、「そかそか、ユウは泳げないのか。」と声をかけてきてくれた。それが初めてですごくうれしくて、ついついめっちゃ笑みで「はい!!」と答えてしまった。「そんな堂々と言われるとなー」と先生は困惑気味。そのあと、「それにしても、ユウって宮崎あおいに似てるんだな」と言われた。
僕は「なんでですか?」ときいた。「いや、帽子かぶってると髪型とかわかんなくなって、顔だけだろ?ますます似てるなと思ってさ。いや、悪かったらごめんな!」先生はとりつくろってきた。
「いいですよ、もう慣れてるし。」とちょっとスネ気味に答えた。「すまんすまん!」と先生は笑いながら、僕を水に案内してくれた。
わぁ、初めて会話しちゃった!!
僕はうれしくて夢中でバタ足の練習をしてた。
でも、全然できない。。。すぐに沈むし、足はつるし、もう水泳なんて無理!!
僕は疲れて、プールを上がると、少し水呑場で休憩してた。
先生は僕に気づくと、やってきて「おいおい、あおいちゃん、だめじゃん。休んだら。」と僕の頭をポンポンと叩いてきた。「先生、あおいちゃんじゃないですよ!!」僕は口をとんがらせて怒った。「まあまあ、そう怒るなよ。かわいい顔が台無しだろ?」と僕の目を見つめてきた。
僕は一気に恥ずかしくなって、「あ、わ、その、練習してきます!!」といって急いで水に戻ってバタ足を始めた。
何いまの?!先生っていつもカワイイとか言ってくるけど、もしかして?!
いや、そんなはずない!あんなイケメンだしスポーツマンだし、絶対きれいな彼女さんがいるはず!!
僕は水の中でブクブクしながら、動揺を抑えようと自分に言い聞かせていた。