返信あざっす。
続きです。
そしてサッカーの新人戦。
俺はリョウタと2人で見に行きました。
この時に初めて悠もサッカー部って事が判明(笑)
悠は故障でベンチから外れてたんで、一緒に応援できました。
隣で一生懸命応援歌を歌ってる悠とその他の部員。
でも俺ら2人はサッカーの応援歌とか知らんくて気まずかったんで(笑)
場所を移動して少し空いてる所で見てました。
サッカーの会場はやっぱり女子が多くて、俺らの斜め前にも高校生くらいの4人組がいました。
女1「△高の4番かっこよくない?」
女2「それ思った!11番でもいい〜」
女1「11番?・・・え〜微妙(笑)」
女3「ってか▲高の10番ヤバいと思う!」
女1「マジだ!イケメン!」
女4「10番いい!」
女3「3組のよしきに似てん?」
女1「え〜!?こっちのほうが全然かっこいいでしょ〜」
って会話が聞こえて、その10番が直樹でした。
やっぱモテるな〜と思いながら、ぼ〜っと試合を見てました。
前半の終了間際だったと思います。
俺らの高校が先制点を取りました。
直樹ではなかったけど、結構ロングシュートでした。
「おっしゃ〜!!これいけるんじゃね?サッカー部!」
ってリョウタが盛り上がってて、2人で興奮しました。
そして後半。事件がおきます(笑)
その後1点ずつ取りあって2−1の場面、俺らの高校は結構攻めこまれてて、何回か危ない場面とかありました。だけど、そっからカウンター(?)みたいに長いパスが出て、戻りが遅い相手ディフェンスに対してこっちが逆にチャンスになりました。
ディフェンスを1人抜いて、完全にキーパーと1対1の状況!!
ボールを持っているのがまさかの直樹(笑)
「っしゃあいけ〜!!」って隣でリョウタが叫んでたんですけど、俺はなぜか声が出ませんでした。
直樹は結構簡単にあっさりゴールを決めて(笑)3−1になりました。
その直後。
ゴールを決めた後、直樹はチームメートとみんなで喜んでました。
そして走りながらまっすぐこっちに来て、俺に向かってガッツポーズしました。
俺はなんとか直樹にガッツポーズを返したけど、
その瞬間の笑顔に完全にやられました。
心臓がバクバクして、多分顔も赤かったと思います。
そもそもかっこいい直樹がサッカーをしてるだけでもヤバかったのに、さらにあの笑顔はもうどうしようもなかったです(笑)
女子は大騒ぎ(笑)
リョウタには「お前知り合いなんだ?」とか言われたけど、「おん。」としか答えられませんでした。
試合はそのまま3−1で勝利。
サッカー部はベスト8に進みました。
その夜、直樹に完全に惚れてしまった俺はめちゃくちゃ悩みました。
ノンケに恋するのは相当キツイってのはわかってました。
でも、好きなもんは好きなんで(笑)
考えても面倒くさいし、とりあえず「お疲れ」ってメールしました。
そしたら、電話がかかってきました。
「もしもし」
「あ、俺っす!応援ありがとうございました!」
「いいよいいよ。なんで番号知ってる?」
「□先輩(サッカー部3年)から聞きました」
「あ〜。」
「本当に来るとは思ってませんでした(笑)」
「ヒマなもんで(笑)」
「最初、先輩悠の隣にいたじゃないっすか、
でも途中いなくなったんで あれ?
と思って試合中にキョロキョロ探してたんすよ(笑)」
「あ〜。あっち気まずくてよ」
「先輩来てくれてたから決めれてよかったっす」
「おん。ベスト8おめでとう」
「このまま優勝します!」
「頑張れよ〜」
って感じで適当に話して切りました。
俺は、
「最初、先輩悠の隣にいたじゃないっすか、
でも途中いなくなったんで あれ?
と思って試合中にキョロキョロ探してたんすよ(笑)」
の発言にやられて、しばらく眠れませんでした(笑)
ノンケの何気ない発言の破壊力はヤバイです(笑)
それからしばらく経ったある日、
久しぶりに直樹からメールが来ました。
「今週末飲みましょう!」
「いいよ。お前ん家?」
「はい。9時っす」
「了解」
久しぶりに直樹と絡むんで、俺は結構楽しみでした。
俺は直樹との関係には何も期待していなかったし、絡みも最小限にして気持ちが薄れていくのを待ってました。
直樹に誘われれば飲んだり遊んだりするけど、俺から誘うことはありませんでした。
でも、なかなか気持ちは薄れず、こういう飲み会にも結局期待せずにはいられませんでした。直樹は酔うとキス魔なんで(笑)
そして週末、俺が直樹ん家に行くと、前は空いていたはずの1室にいろんな家具が入ってました。テーブルとイスだけだったリビングにはテレビとかソファー、ランプとか棚があって、パソコンもありました。
「あれ?家具入ってる」
「ここ俺の部屋になったんすよ」
「めっちゃいいな。1人暮らしやん」
「いつでも来ていいっすよ」
って感じで、2人でテレビ見ながら飲み始めました。
「今日2人だけ?」
「先輩が何も言わなかったんで誰も呼んでないっすよ?」
「マジか」
「誰か呼びますか?」
「いやいいよ。たまには静かに飲もう(笑)」
「そうっすね」
もちろん俺は2人がよかったです(笑)
飲みながら、学校の話、部活の話、愚痴、いろんな話をしました。
だんだん赤くなる直樹はかわいかったです(笑)
だけどこの日、俺達は遂に一線を越えます(笑)
今日は眠いんで続きはまた・・・
ともさん、いつも返信あざっす。