また携帯が鳴る。YUIのチェリー。速攻で切ってやった。もう知らない。何分かしてまたかかってきた。きってやった。そうして同様なことが何回も続いて、いい加減うるさいので、最終的に電源を切ってやった。
やっと静かになった。
それにしても、空気が澄んでいて、夜景がきれいに見えている。一生懸命のぼりきった冬の月が光を返し、雪と共鳴してきれいな間接照明をなす。しかし1月の空気は肌を刺すように冷たい。
このまま消えてしまいたい。
深夜、この冷え切る寒空の下、うとうととブランコの上で眠ってしまった。
こうちゃんと去年の暮れに行った京都旅行を、白黒の夢の中で思い出していた。こうちゃんが俺に向こうから呼びかける。
「はやくこっち来いよ!」
そのときだった。俺は目を覚ました。
誰かが俺を後ろから抱きかかえ、一生懸命に俺を温めている。
もうお分かりだろう、こうちゃんだ。
俺「…ん…?なんで?」
こう「ばか!!こんなところで、お前死ぬ気かよ!!!!」
こうちゃんは自分のコートを俺にかぶせて、その上から大きな体で抱きかかえ、死体にように冷えていた俺を温めてくれていた。
おかげで、とても暖かかった。
いや、このままこの氷点下に放置されていたら、低体温で本当に死んでいたかもしれない。
もう子どものように泣くしかなかった。
俺「こうちゃん、さっきはホントにごめんなさい……俺…俺…」
こう「いいんだ、そんなの!俺のほうが100倍悪い!!本当に悪いことした…ごめん、ごめん…」
痛いくらいうキツく抱きしめられた。こうちゃんの涙で俺のエリが濡れて行くのがわかった。
神秘的なこの公園の情景は、2人の仲直りを見守るようだった。
こう「((へっくしゅっんっっ))」
俺「あ、ゴメン、もうコート大丈夫だよ (笑)」
こう「ははっ 笑」
俺「やっぱり、君なしじゃやっていけないようだ。。こうちゃん」
こう「わかてるって (笑)」
俺「こうちゃん、愛してる(照)」
こうして、無事仲直りを果たし、彼の家に泊まることになった。
今思うと、彼が正直に話してくれたのは、俺を本気で愛してくれている証拠なのだろう。
右を歩く彼が、異常に愛しかった。
さて、これで余談?は終わりです。。小説を手本に書いてみましたが、どうでしょうか?
思い出す限りを書いてるので、どうしても長くなります、すみません<(_ _ )>
次からベッドシーンです 笑