2人ともまだ勃起した状態のチンコを無理矢理下着に押し込むとマンションに向けて歩き出した。
さっきほど会話は進まなくて無言の時間が増えたけど、ヒロくんは歩きながら僕の腰に手を回したりお尻を撫で回したりしてきた。
そして僕の手を取り握った。
小さい頃のは別として初めて誰かと手を繋いだ気がする。
ヒロくんは握った手を離さないので、まるで男女のカップルがしてるように手を繋いで歩いた。
《なんだこれ…めっちゃ嬉しい》
夜中だからかそんなに人目も気にならず、僕は時折進む道とヒロくんの顔を交互に見ながら歩いた。
ヒロくんの方は全く気にする様子もなく真っ直ぐ前を見つめて歩いていた。
でももうすぐ離さなきゃならない。
結構な長さの横断歩道を渡る大通りに差し掛かった。
「……ヒロくん?」
「うん?」
ヒロくんは小さく微笑むとまた前を見直した。
夜中とはいえ車はそこそこ走っている。
赤信号で止まった車も数台いて、僕らはそれらの車の前を2人手を繋いで渡った。
少し恥ずかしいって思ったけど、ヒロくんがあまりに堂々としてるので僕も握る手に力を入れ直して歩いた。
《この人はノンケなんだよね?なんでこんな事するんだろう?》
《さっきはチンコしゃぶってたし…》
「よしっ着いたぞー!」
「えっ?!」
マンションにはまだ少し距離があったけど、どうやら駐車場は少し海寄りの離れたところだったらしい。
未だ手を引かれて着いた先には大きな車があった。
「これって…」
「これは職場の車!」
そこにあったのはハイエースで、いかにも現場職って感じのやつ。
「俺の車はこの先にあるけど、こっちの方が広いから笑」
そう言われて乗り込むと、中は結構ごちゃごちゃしていてペンキとか木材?金属?なのかいろんな物の混ざったようなすえた匂いがした。
前に紹介した2人目の男の匂いと似てる。
ヒロくんはノンケなのにどうしてフェラしたり手を繋いだりするんですかって聞こうとした。
でも聞けなかった。
なんでかな。
とにかく今はこの人が欲しい。
「ヒロくん…」
僕はそう呟くと彼の腕にそっと触れた。
「うん」
後部座席に案内された。
確かに高さがあるし普通の車よりは広いかな?
でも結構物が散乱してて汚い。
「転がってる物は気にしなくていいよ」
そう言われたので僕はいろんな物の上に背中を付けるとヒロくんが覆い被さってきてキスをされた。
思う存分抱き締めてぐちょぐちょになるまでキスをした。
さっきベンチやマンションの廊下でした時とは比べ物にならないくらい気持ちいいキスだ。
夜中とはいえ駐車場だし大丈夫なのかなって少し心配にはなったけど、ヒロくんは気にする事なくTシャツを脱ぎ捨てて僕のTシャツに手を伸ばした。
結構早歩きで来たし僕もヒロくんの体も少し汗ばんでいたけど、それにすら興奮した。
ヒロくんに抱き締められ彼の首元に顔を埋めると汗で湿った体に舌を伸ばし舐めてしまった。
「汗舐めたの?しょっぱくない?」
「ごめんなさい…でもおいしいです…」
「お前ホントエロいわ」
そう言うと今度はヒロくんが僕の首にしゃぶりついてきて、外に聞こえるんじゃないかと不安になる程のすごい音で舐めまわされて吸われた。
「んんぅ…あぁん…き、気持ちいいです…」
「あの、ヒロくん…ぼ、僕のお尻使いませんか?」
「えっ、いいの?入れても」
「はい…欲しいです…ヒロくん…」
「でも俺ローションとか持ってないわ」
「僕のバッグに入ってます」
「えっ、お前いつでもチンコケツにぶち込んでもらえるように持ち歩いてんの?」
「い、いつもじゃないですけど…」
「変態」
「す、すみません…」
「あ、あの…指入れてもらえませんか?少しでいいので」
「俺がやっていいの?」
「お願いします」
そして僕は助手席に置いたトートバッグに手を伸ばし中を探ったがうまく見つからず、体を前に乗り出して探した。
するとお尻に触れられた感触があり振り向くと、四つん這いになってる僕のお尻を優しく揉みながら尻たぶにチュッとキスをするヒロくんが見えた。
この瞬間がずっと続いて欲しいって思ったけど、遂に見つけた小さなボトルを手に取りヒロくんに渡した。
これは以前会った男がくれた持ち運び向きの小さいサイズのローションボトル。
キャップを外すカチッという音の後、中身を手に取ったヒロくんがおぉーと声を上げた。
「ローションとか知ってるんですね」
「いや俺26だぞ!?ローションくらい知ってるっつの!」
僕はてっきりローションはゲイの人のアイテムなんだと思ってた。
「脚上げてな」
するとローションの付いた指が僕の穴に触れて冷たさにピクッと体が震えた。
「入れるぞ」
「はい」
ローションを穴に塗り付けると細い指が1本入って来た。
1本くらいじゃもうなんともない。
でもイケメンお兄さんと会っても自分でほぐさないといけないから、人にされるのが久々で嬉しかった。
根元まで挿入されるとゆっくり前後に抜き差しされる。
「あぁー…」
「痛い?まだ1本だよ」
「大丈夫です」
「もう1本入れるな」
一度指が抜かれると今度は少し圧迫感を感じながら次のが入って来た。
この辺りから少しずつキツさも出てくる。
ヒロくんの指は細いけど、だからこそ骨を感じて少し痛い。
同じように2本も軽々受け入れると、優しく抜き差ししてくれた。
「もう1本いってみる?」
「は、はい…」
指が3本になると、目をギュッとつぶってしまうくらい痛みが走る。
でもヒロくんのは大きいから3本くらい受け入れとかないとキツいと思う。
3本はさっきまでほどスムーズに抜き差しはできず、そのまま動かさずジッとしててもらった。
「あのヒロくん、多分もう大丈夫だと思います」
「オッケー、でもその前に」
ヒロくんは顔を僕に近付けるとまたキスをしてきた。
この時も僕のアナルにはまだ指が入ったままで、生まれて初めてキスしながら手マンされて死ぬほど興奮した。
「あっ、やべゴムが」
「すいません、ローションしか持ってなくて」
「やめとく?」
「や、やめたくないです…」
「いいの?生で入れても」
「ヒロくんさえよければ…」
「あいつとはいつも生でやってんの?」
「そ、そうですね…」
「…そか!んじゃ遠慮なくー」
もう一度キャップを外す音が聞こえると、ローションを自分のチンコに塗り付けてるようだ。
そして脚を開かれると僕のアナルに何かが触れた。
「入れるよ」
「はい」
ぐっと力を入れられたのを感じて、僕の中にぶっといモノが入り込んできた。