一服し終わった俺たちは仕事にとりかかることに。
はじめサンに着いてこいと言われた先は、学生寮の大浴場だった。
先日に現場の下見に来たはじめサンがやったのか、養生がされていた。中に入ると恐ろしいほど蒸し暑い
は「まずはここの扉はずして、このラインではつって…」
俺「真夏に風呂場って…湿気ヤバイし暑すぎでしょ泣」
は「つべこべ言うな!俺は他の業者との打合せもあるから、1人でちゃんとやっとけよ。お前なら午前中までにはおわんだろ?」
俺「はいはい。やっときますよー」
そう言って、はじめサンは打合せに。
ちょうど夏休みだったのか、寮生はあまりいないが多少はいるって管理人のおっちゃんが説明をしに来て、危ないようなら注意してくれと伝えられた。
俺「さーて。やるかな」
仕事をはじめた俺だったがなんせ暑い…ハンパじゃなく
Tシャツを脱ぎ、タンクトップに頭にはタオルでニッカな感じで仕事を開始した
仕事をはじめて、1時間くらい過ぎた時間を見たら9時20分。10時の休憩までもう少しだなーと思ってたら、なんか視線を感じた
脚立に座ってた俺を誰かが見上げてた。
「あのっ!すいません!」
見るとパンツ一丁の奴が。なんだこいつ?あっ!寮生の子かとすぐ気づいた。
男子寮だしパンツ一丁で風呂場まで来るくらい当たり前か
「仕事中すいません…風呂って使えないですか?」
改めて見ると、短髪で一重の切れ目。むっちゃタイプ。
普段から仕事で身体を使ってる俺もそれなりに身体には自信があるけど、俺よりちょいでかいくらいで腕、肩周りといい大胸筋も発達してるし、下半身もがっちりですげーイイ身体してる。
俺「あぁ。まぁ普通に風呂は使えるけど、これからすごいホコリっぽくなっちゃうよ?むしろ風呂入りながら、粉塵まみれになっかな…」
「マジすか?!どうしようかな…いつまで使えないんすか?」
俺「とりあえず今日の夕方以降なら入れるんじゃねーかな?明日のこの時間はまた工事になるから、入れないと思うけど」
「わかりました!近くに銭湯があるんで今日はそっち行きます!」
俺「ごめんな。兄ちゃん、パンツ一丁で行くなよ?笑」
「行かないですよ!てかこんな格好ですいません…汗 それと工事お疲れさまです!」
そん時、また1人パンツ一丁の寮生が風呂場に入ってきた。
「なに?工事中?入れないの?」
「夕方以降だって!今日は銭湯行こうぜ!お兄さん、頑張ってください!」
「あっ頑張ってください…??」
そんな会話をしながら2人は出て行った。
後から来た奴は、今風な短髪で顔は薄い感じ。体毛もほとんどないくらい。イケメンでこいつもすげーイイ身体してた。
2人が出て行ったあと俺は2人の身体を思い出し、毎日みんなパンツ一丁でウロウロしてんだろーなぁ。ここはパラダイスか!
なんて思いながらまた仕事を再開した。