上半身裸で寝てしまった俺に
「すいません…すいません!」
と声をかける奴がいた。眠い目を擦り起き上がると、最初に風呂場に入ってきた奴だ。坊主に近い短髪でまさに体育会系って感じの雰囲気。起きた俺と目があい、にこってした顔がかわいい。
俺「あっ。わりぃ。邪魔だった?」
寮1「ははっ。そんな事ないすよ!ただ工事の兄さんが裸で寝てるのにはビックリしました(笑)厚くないすか?」
俺「確かに暑いな。何時かわかる?」
寮1「12時半すね!」
俺「そっか。もうちょい寝れるな」
とまた寝ようとした俺に
寮1「あの…よかったら俺の部屋で休みます?クーラーありますよ(笑)」
あまりに以外な展開で、俺はビックリした
俺「えっ?!」
なんとなく暗い表情で
寮1「いや。自分らのために工事してもらってるし…よかったらと思って…」
俺「マジか。じゃぁ遠慮なく30分だけ休ませてもらっていいかな?(笑)」
寮1「もちろんすよ!ただ汚いすけど汗」
俺「男なんてそんなもんだろ」
そんな会話をしながら部屋に。1人部屋で6畳くらいかな?クローゼットから物が溢れてて、マットレス以外のとこは物が散乱してた。
寮1「ベット使ってください!」
俺「涼しいなー!んじゃ遠慮なく。あっ俺、汗かいてるけど平気?服も階段とこに忘れてるし」
寮1「全然気にしないでいいっすよ!1時に起こすんで!」
そう言ってなんとか場所を確保したそいつは、マットレスにもたれて俺に背を向けて座った。寝転がった俺は、そいつの後ろ姿を見ながら背筋もエロいな〜。後ろから抱き締めたいとか思いながら目を閉じた。