今年から僕は大学生になった
女子はキャバ嬢みたいな盛った髪型が多く,男子はギャル男みたいに茶髪やら金髪が多い・・・本当にこの大学でよかったのか今さら疑問に思う入学式
なんか大学生になったっていう実感が僕にはなかった
みんなと違って黒髪で地味だし,スーツの丈があってないし。
なんかみんな大人に見えるけど,僕は自分が小さいからか子供に見えた
入学して三日があったある日
慣れない大学で,訳のわからない説明ばっかり聞かされてヘトヘトになっていた
帰りぎわに突然声をかけられた
黒縁メガネかけた太い男の人
「お疲れ!!もう今から帰るの?」
「あ・・はい」
僕は困った顔をしていると強引に手を引いた
「キミ,サークル興味あるよね?」
「まぁ・・・」
「いいサークルから!」
超強引に,変な棟に連れて行かれた
どうやらサークルの部室がある棟らしい。
ボランティアと書かれた部室には三人の男と一人の女がいた
「新入生連れてきました!!部長!」
「でかした!!」
みんなが僕に注目してる
恥ずかしくて下を向いた
「入部希望?」
「いえ・・・僕はただ見学しにきただけでして」
みんなそんな僕の言葉は無視で自己紹介が始まった
部長の青山聡さん(20)
「部長の青山です!三回生です!俺と楽しい学生生活送ろうぜ」
謹慎になったヘキサゴンの野○保君の短髪バージョンみたいでカッコイイ人だった
後の人たちは二年生だった
僕は青山さんが気になった
野球やってるっぽい体系で,他の部員とは違う人種?
なぜこのサークルにってぐらいの人だった
「青芝栄太です・・・」
イエーイ!!
みんな盛り上がってくれた
まだ入るとも言ってないのに。
「栄太!!栄太!!栄太!」
「つーかここボランティア部になってるけど,ボランティアなんてほとんどしてないから,遊びと飲みサークルだから」
イケメンの青山さんから言われた
え・・
「さっそく今日飲みましょう」
いきなり小さい冷蔵庫から取り出したのはビール
「僕,まだ未成年なんですけど・・・」
「ビールに未成年も関係ない!ない!」
しかもまだ4時半ぐらいなのにいきなり,みんなで乾杯しだした
えぇ何このノリ!?大学ってこんなもんなのか?
僕はまだ飲んだこともないビールを飲んだ
ニガイ!
「はい!いっきいっき!!」
みんな“いっきコール”で飲みだした
恐る恐る飲んでみたが,途中で無理だった
しかも凄く顔が熱くなったしなんか変な気分になる
みんなで飲みまくり僕はベロベロだった
もう起き上がれない・・・
いきなりビール2本でベロベロ
そこから記憶がない
気がつくとベッドの上だった
「あれ?」
まだ夜中だった
今何時だろ?
ケータイの時計を見ると23時だった
ここどこだろ?あたりを見回すと見慣れない部屋。
こぎれいな部屋にギターがおいてあった
ガチャ
誰かが来た
「おっ起きた」
「えっと・・あの・・」
「いいのいいの寝てて」
部長の青山さんの部屋だった
「キミ,まだ酒飲んだことなかったんだね。ごめんないきなり飲ませて」
「いえ・・・あ帰ります」
「泊まってけば?もう遅いし」
「いいんですか?」
「俺の後輩なんだから遠慮すんな」
こんな近くで会話してるとドキドキする
こんなイケメンと・・・
僕のドストライクの人だった
「栄太軽いよね?体重何キロ?」
「51です」
「軽!俺背負って帰るとき軽すぎって思った(笑)」
マジか・・青山さんがおんぶして帰ってくれるとは!!マジ幸せだ!
しかもいきなりこんなイケメンの人の部屋に泊まれる・・・
僕はドキドキしていた