実話に少しフィクション混ぜて書きます(実話だけで書いた為に当時を思い出してしまい、胸が苦しくなったので…)。
前回の出来事の後を書く前に、少しだけ自分の学校での出来事を書きたいと思います。そして前回同様、何事にも悲観的に見てしまうクセがあるので表現や文章が暗いかもしれませんが予めご了承ください。また読みにくいかもしれませんが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
僕は中学時代、非常に背が小さく130cm未満で体重もわずか25kgしかありませんでした。痩せてるし、見た目女の子にも見え、色白で手足も細いということも相まってイジメの対象になっていました。
僕は全身コンプレックスで自分が小さいことに凄く嫌悪感を抱いていた為、少しでも体の成長が促進されるようにと運動部に入ることを決めました。いろいろな部活を見学して体験させてもらって迷った結果、剣道部に入部しました(実は柔道部に入ろうと思っていたのですが、体験入部の日にケガをして怖くなり、入るのをやめました)。
入部直後は、体づくりの筋トレの毎日で、運動が苦手な僕には挫ける毎日。それでも、コンプレックスを改善したい!という気持ちが強かったので辞めることはありませんでした。体づくりの筋トレは、腕立て伏せ・腹筋・背筋・スクワット・竹刀での素振りと木刀に持ち替えての素振りが基本メニューです。身の丈2/3ぐらいはあろう木刀(僕が小さかったのでそれぐらい大きく見えました。)での素振りはキツく、片手で持てないので僕だけ両手で持って素振りして、体づくりの筋トレは2年続きました。
入部直後から比べると体が著しく変化しました。身長が41cm伸び、体重は+20kg増量し、外見が自分でも驚くほど変わりました。剣道は握力がつくのですが、入学当時は右手12kg、左手7kgとクラス1の貧弱、否。学年1の貧弱だったと思います。
その握力も筋トレを続けてきたこともあって右手50kg、左手45kgとまずまずの数値になり、木刀を片手で持ち、速い素振りもできるようになっていました。それでも、周りの部員と比べると劣っていたのでコンプレックスは完全には消えませんでしたが…。
剣道部は、柔道部と同じ体育館で着替えて活動します。道着に着替えている最中に同級生がエロ話をしているのを耳にし、「オナニー」って何だろう?と頭の中は???マークがいっぱい。
僕(おなにー?オナニー?おなニー?おな兄?エロ話してるからエロい事なんだろうな)
この手の話は苦手だったので同級生には聞こうともせず、もやもやしたまま部活動を終え、制服に着替えているとき、こっそりT先輩に尋ねました。
僕「T先輩。おなにーって何ですか?さっきKが話してたんですけど」
T「ちょ!誰に聞いたんだよ〜!まだお前には早いって!!(焦」
僕「え?だからKがさっき・・・」
T「おまえにはまだ早いから、時期が来たらな!」
とはぐらかされて会話は終わりました。保健体育の教科書にも載ってないし、何だろうと思いながら帰りました。
それから、大会や練習試合、期末テストやらに追われて忙しく生活を送っていた頃、完全にそのもやもやも忘れていました。テストがなんとか終わり、真夏のキツいキツい練習も終わり、僕は今まで頑張ってやってきた剣道部に対して急に冷めてしまい、3年に進級する前に退部しました。
この頃、学校では情報処理の授業があり、PCの勉強にハマっていました。インターネットで世界中にアクセスできることやメールで遠隔の人とやり取りができる素晴らしさに感動しました。
ある日、インターネットで気になる言葉や自分が興味のある事柄を調べているときに剣道部で聞きそびれた「おなにー」のことを思い出しました。
僕「あ!おなにーってなんだったんだろ〜?調べてみよっと♪」
カチカチッとクリッククリック…
そしてたどり着いたサイトはホモのサイトでした。
当時は、ホモ・同性愛にものすごく嫌悪感を抱いてましたが、気になる「おなにー」が何かを知りたい気持ちが上回り、サイトをくまなく見ました。
しばらくしてどういうものかが分かり、知的欲求が満たされたのもつかの間で、実際に見てみたくなりました。サイトには出会い掲示板もあって誰かに会ってみようという気持ちになり、出会い掲示板に初めて投稿をしました。その日は、投稿して楽しみにしながら寝ました。