僕は今まで年下の男には全く興味はなかった
今まで好きになった人も全部年上かタメだったし
まさか年下を好きになるなんて
僕は今大学4年生
身長は165センチと小さめで顔は童顔。いたってどこにでもいるような大学生。
僕は近くのお弁当屋でアルバイトをしている。
そんないつもの変わらない毎日
「今日から男の子はいるから」
店長に言われた
しかも僕が教育係り?みたいなのを任された
聞けば高校一年で,片親で稼がないといけないらしい。
僕の想像では頑張り屋さんをイメージしていた
がしかし
「チャース」
みたいな挨拶で入ってきたのは,高校生なのにピアスして眉毛そりあげたようなヤンキー風味の子だった
え!こんな子を教えるのか・・・
僕は不安になった
「お願いします。名前なんていうの?」
「若林 孝之っす」
結構背が高い・・見下ろされた。
サッカーやってそうな感じで顔はまだ幼さが残る感じだが,カッコイイかも。市原隼人をどうにかした感じかも。
「若林君ね。僕は真柴です。よろしく」
「あぁっす」
え??
あぁっすって!?
マジ言葉遣いなってねぇ!
まぁ高校生だからしょうがないか・・・
僕は半ば諦めた
フライパンをふるポジションを教えることになった
若林君はなんとも覚えが悪く,返事もしないからイライラした(笑)
「ん?これ?」
とかずっとタメ語だし(笑)
力はあるからフライパンはもてるけど振り方を教えるのに僕が若林君の手をもってやると,意外に手が大きい
しかもこんな近くで会話したら,ドキっとした
この子,こんなくそガキだけど顔は意外に整ってるし
「マジ,ここ暑いっす!!この店クーラーないん?」
「クーラーなんかないよ。僕らもずっとクーラーなしでやっとるけ」
見れば汗だくだった
僕はティッシュでふいてあげた
そのとき僕の手をつかんだ
「もういいよ」
そのときまた僕はトキめいてしまった
こんな5歳も離れてる子にトキメくとか(笑)
新しく入ったこの子とまさかあんなことがおきるとは思ってもいなかった