≪気になったんでメッセージしました。暇なときで良いんで絡んでください。≫
どんな人がメッセージしたんだろう。
いつものように、その人のページに行って写メを確認した。
『うわ!めっちゃ男前やん!』
どんな人かプロフィール見てみたが【よろしく!】っていう文字があるのと
自分より2つ年上っていう情報だけだった。
それにその人にはマイミク(友達みたいなもの)が誰一人いなかった。
すごく怪しい…
それが、俺が最初に抱いたあなたの印象でした。
とりあえず返してみようかな。
そんなことを思いつつ俺はその人にメッセージを返した。
俺≪メッセージありがとうございます。こちらこそ仲良くしてくださいね。なんて呼んだらいいですか?僕はタクって言います。≫
シンヤ≪返事ありがとう!俺はシンヤって言うよ。よろしくね、タク君。≫
俺≪よろしくお願いします!シンヤさん。てか「君」とかいらないですよ。僕年下なんで呼び捨てで。≫
シンヤ≪ホンマに?じゃあタクも「さん」とかいらんし俺ごときに敬語とかいらんよ(笑)≫
俺≪ごときって(笑)わかりました!あ、また敬語になっちゃった(笑)≫
そんな感じで俺たちのやりとりは始まった。
途中からシンヤとはケータイのアドレスを交換してメールするようになり、
わかったことは、
年齢は2つ上だけど1年間予備校に通ったから学年的には1つしか変わらないこと。
俺の最寄り駅から彼の最寄り駅まで2駅だということ。
あのSNSにはかなり久しぶりに開いて、
そこで偶然見つけた俺に初めてメッセージをしたこと。
身長は173センチで、サッカーや野球をするのも観るのも好きなこと。
ちなみに俺は165センチしかなくて自分より高い人がかなり羨ましい。
などなど、これだけの事だけど俺はかなり運命を感じてしまった。