ドクドク、ドクドク。
俺と准の心臓の鼓動が重なり、振動として伝わってくる。
久しぶりに触れた准の唇は柔らかくて。
赤よりも薄く、ピンク色でプルプルしている。
整っている、という表現はあまり聞かないが、上下左右の厚みが同じで、ちょっと薄くて、長い。
弾力というか跳ね返りが良くて、気持ちがいい。
終わって離れると、また吸い寄せられてしまう。
唇と唇が合わさる瞬間の感触が良くて、何度も味わいたくなる。
軽いキスなのに、あまりにも気持ち良くて、トロけそうに。
目の前にいる准くんはただただ可愛くて、カッコよくて。
たまらない。
頭がぼっーとする。
半身浴に入っているかのような温かさとフワフワ感、浮遊感。
今度は深くしてみる。
俺は息をするのも忘れるくらい没頭してしまう。
離れてみて、少ししつこいかな、と内心ビクビクしてたんだけど、准は柔らかい笑顔で俺を抱きしめてくれた。
腕の回し方が俺を必要としてくれているみたいで、なんだか可愛く思える。
だから、俺はまた唇に触れた。
折々漏れる准の、んふぅ、という声に興奮してしまう俺はたまらなくなって、舌を唇、歯、奥へとねじ込んでいく。
准は力が抜けたのか、体勢が崩れていく。
だけどそれと裏腹に、俺に回した准の両腕は、徐々に力を増してきて。
気が付くとギュッと抱き合わさり、密着し、1ミリの隙間もない。
崩れていった准は、頭をソファの肘かけに、体は横たわり、片足はソファの下の床に接地している。
俺は准の上になっていてちょっと焦った。
准「なんだか照れるね」
俺の下にいる、そう発した准の顔は上気していて、エロい。
でも、このまま流れでするのはやっぱ違う。俺はちゃんと告白しようと思った。今しかない。
「俺准紀が好き。俺、、」「それ以上、言わなくていいよ。俺、ずっと前から待ってたんだから」
約束、、そっか、、覚えててくれたんだ。
あんな、なんでもないような一言。
俺はずっと、ずっと意識してたよ。
でも、准くんと出来る日が来るなんて、思ってもなかったから。
准「どうしたの?」
俺は我に返って、
「なんでもない」
准「なんでもないって何だよ、、」俺は唇を奪った。
シャツの上から、手全体を使って胸を撫でる。
時折、突起に手の腹が触れる。
准は感じているけど、声を上げようとしない。
更に突起の周りを指でなぜまわす。
感じるのか、ゆっくりではあるがクネクネ動き出す。右に左に。
少しずつ、乱れていく。
だけど、声は出さない。
准「伸之、あのさ」
俺「ん?どうしたの?」
准「恥ずかしいんだけど」
ああ、恥ずかしかったんだ。
俺「ごっごめん、ベッドに行こう」
俺は明るい蛍光灯を切りリビングの間接照明と読書用の枕灯だけの、ほぼ闇くらいの薄暗さに調光した。 既にベッドに座っていた准は、上のレイヤードさせていた、ニットシャツを脱いで、タンクトップになった。
肩から二の腕にかけての筋肉のラインがセクシーだ。あと、短い靴下を脱いで丸めている。
准「この暗さ、、エロいねてか、いつもこうやって、若い子いっぱい連れ込んでるんでしょ?笑」
緊張してるのか、いつになく多弁だ。
そんな准くんが可愛くて。俺「俺、もう我慢できないみたい」
准を押し倒した。
ちょっとだけ、驚いた表情を見せたが、いつもの笑顔に戻った。
准「やさしくね」
この一言で俺は完全にスイッチが入った。
准「ちょっと、伸之、うっ」 俺は首筋に、思いっ切り吸い付いた。
同時に、右手はシャツの間から直接乳首を摘んだ。
次第に大きくなる胸の突起をコリコリとねじ回す。
うぅ、はぁぁ。
やっと声を上げ始めた。
俺は嬉しくなり、より感じてもらいたくなった。
シャツを捲くり上げるとめちゃきれいな上半身が見えてきて。
俺「いい体してるね。すっげーキレイ」
准「はずいから」
そう言って、捲ったタンクトップを下ろした。
俺「なんで?もっと見せてや」俺は強引にシャツを脱がし始めた。
俺「はい、バンザイして」
准「やっ。ハズいって」
俺「ハズくないよ。カッコイイから」
俺はもう興奮して、見たくて見たくて、しょうがなかった。
ついにシャツを脱がせ、表わになった准のセミヌード細さと筋肉が同居して。
ゴツゴツした造りとは対照のしなやかなキレのある肉体だ。
高校とかでカッコイイ運動部、例えばサッカー部やバスケ部の人とかが、着替える時のような感動があった。
准「オレ、汗かいてて、だから汗くさいし、、」
俺はそんな准のセリフを遮り、目の前にある裸体にむしゃぶりついた。
首筋、胸、ワキの下。
准「やめてって、匂いがさぁ、ハズいよ」
匂いはあるのかも知れないだけど、俺には全然感じられない。
不快どころか、ますます興奮してしまう。
これが色気なんだろう。
俺「いいよ。准紀の匂いすっこい好き」
興奮のボルテージが一気に最高潮まであがる。
准「変態、あっあっ」
俺は准紀のワキら辺りを舐め、准の男性の部分をまさぐりだした。