これはフィクションです。僕のただの妄想話です。ただ、汚い痛い系の話になるので苦手な人は読まないでください。
僕の住んでるとこは繁華街に近く治安も悪い。
春先に仕事帰りに歩いていると10人くらいの大学生?のグループが前から歩いてきた。だいぶ酔ってるのか大声で笑って、奇声をあげたりとやりたい放題だ。あんまり関わりたくないなと思いながらすれ違った時に、明らかに向こうから一人がぶつかってきた。
「すみません」と僕は一応謝ってやり過ごしたが、向こうはしっかり謝れよ!と絡んできた。こちらは一人で相手は10人くらい。女もいて強がりたいのか体当たりしながら凄んでくる。「すみません」ともう一回謝るも聞こえねーよ!と腹に一発もらってしまった。そっからは謝っても詰められて罵声を浴びせられ、殴られ蹴られて最後は慰謝料と称して金まで取られ、土下座させられて終わってくれた。連れの女たちが「もうやめなー」って宥めて終わりだった。強がるとこを見せたかっただけなんだろうけど、こっちのプライドはボロボロ、恐怖で思わず泣いてしまった。それすらも馬鹿にされてアホ!死ね!と言いながらグループは去っていった。
自分でもあまり覚えていないが、意識も朦朧としながらも僕はグループの後をつけた。途中でみんなバラバラに分かれていくが、僕が追いかけたのは最初にぶつかってきて、めちゃくちゃ殴ってきたAというやつだ。相手は酔っているせいか尾行にも気づかず難なくマンションを特定する事ができた。外から見ていたら電気がつく部屋があったから部屋番号も確認できた。
最初はこれで被害届を出してやろうと思ったが、30にもなって大学生にボコられてカツアゲまでされたなんて情けなくて誰にも言いたくなかった。