「今から会わない?これ使ってお互いにさがしっこ。」
ボクは面白そうだと思った。
お互いの距離が近づいていけばきっと会える。
「いいよー!やろう!」
こうして顔もわからない相手と距離を縮めて見つけ出すことは初めてのことで、ボクの好奇心をより一層にかきたてた。
途中、距離が遠ざかったりもしたが、30mまで近づいていた。
ボクは周りを見回した。
誰だろう。きっとボクと同じようにキョロキョロしてるからわかるはず。
その時、ボクの視界におそらくそうであろうヒトが飛び込んできた。
「あー、あの人かぁ・・・。どうしよう。」
正直、ボクのタイプではなかった。
ぼくはは黙って向きを変えて反対方向に歩き出そうと思い、振り返った。
どんっ!
「あっすいません」とボク。
後ろにヒトがいてそのヒトに思いっきりぶつかってしまっていた。そのひとは大勢を崩して転びそうになっtqボクの両腕を掴まえて支えてくれた。
そのヒトが言った。
「見つけ出したよ悠くんw」
ボク「エッ、あっどうも。」
この人が。
ボクは顔をみて思った。
カッコイイ・・・、ってかタイプだ!!
すげー!!なんかわかんないけどすげー!
会えて嬉しい!!
内心ではそんなことおもっていたけど
とりあえず出た言葉は
「ちょっと腕痛いです・・・」
そのヒト「あっ!ゴメンな!」
ボク「あっ、大丈夫。どうも、会えて良かった。これ面白いですね。」
緊張して相手の顔がみれなかった。
物凄くドキドキしていた。