仕事が終わり、健ちゃんの仕事が終わるまで待った。
健「お待たせ〜!」
俺「おう!んで、話しって?」
健「うん…あ、今日海見に行きません?そこで話します!」
そう言って俺らは海へ向かった。
夕暮れ時、海へついて、俺らは浜辺に向かった。
健「いいっすよねぇ…。海ってなんか心が和む…。」
俺「それわかる!なんか穏やかになるっていうか、いい気分になれる!それにこういう夕焼けに染まった海の色もきれいだよな!」
健「そうそう!すげぇいいよなぁ…。」
まるでデートしてる気分で、会話も本当カップルが話すような内容で、なんか俺はすげぇうれしかった。
健「ぷっ!見てみてあっこ!男4人ですげぇはしゃいでめっちゃ濡れてる(笑)」
指差したほうを見るとまだ7月だったけど、男4人が服のまま海に入って水を掛け合ってる。
俺「服のままとか…その後どうすんだよ(笑)車びしょびしょになんじゃね?」
健「ちげーねー(笑)」
なんか…こんな会話も悪くないな。1週間ぶりに健ちゃんと話せて、他愛もない会話を繰り返してる…。
いつの間にかその集団はいなくなって、辺りも暗くなってきた。
健「ほら阿部さん!一番星!」
俺「たしか…金星だっけ?」
健「わかんない。けど一番の有力なのが金星で…」
そのあと、健ちゃんは一番星の事、他の星の事、いろいろ語った。俺も星には興味があったけど、この星とこの星をつなげると何になるとかまでは知らなかった。
健「…ってわけ。」
俺「健ちゃんすげぇなぁ!星の事なんでも知ってるなんて!」
健「なんでも知ってるってほどでもないっすよ♪でも星がめっちゃ好きで、いろいろ調べたんすよ☆」
俺「でもすげぇよ!俺も星好きだけど、ここまでは知らなかった…。」
そういってまた空を見上げた。このころにはもうあたり一面の星空だった。なんかロマンチックでいいなぁ…。
しばらく沈黙が続いた後、健ちゃんが口を開いた。