林間学校当日がやってきた。正・副の学級委員が同じ班になることが許されないだけでなくバスの席も学級委員は一番前、副学級委員は一番後ろからクラスを統制(統制って表現はちょっと言い過ぎかな)することになっており、さすが県内随一の校則が無駄に厳しく堅しい学校だけある。
林間学校の楽しみが半減したが学級委員としての責務もありそれなりにきちんとこなして行った。登山・飯盒炊爨と俺と直樹の距離が縮まることは無かったが唯一キャンプファイアで近づくことが出来た。
直樹「お疲れちゃん。やっとだね…」
俺「ほんとだよ。全く…」
俺たちはキャンプファイアの火を眺めながらクラス一同で合宿したり抱負を述べたりしていた。
直樹「でも何だかんだ言っても俺たち幸せだよな?」
俺「そだね。幸せだよな」
直樹は俺の、俺は直樹の短パンの後ろから手を入れ、互いのケツの穴に指を入れキャンプファイアの炎にカモフラージュさせ顔を赤らめた。
今日のイベントは全て終わり委員の俺たちは後片付けに勤しむ。その片付けも終わり俺たち二人は抜け出し湖のほとりに肩を並べて座った。
湖に映し出される月を見ながら神秘的な空間に酔う…。
入学式の出会いから今までを互いに振り返りお互いを温かく思っている気持ちを確かめあった…。
直樹「健吾、愛してる…。」
俺「直樹、愛してる…。」
「好き」と「愛する」の意味の確固たる違いを理解してなかったがこの時を境に「好きだよ」ではなく「愛してる」に変わっていった。
湖の畔で俺たちは互いの身体の温もりを確かめ合う。ローションが無いから唾液となったが、その痛みがいとおしくもあり、かえって俺たちを興奮させた。
…そう言えば空の下でヤるのは初めてだ…
下が石だったこともあり月明かりの下でのセックスはタチバック。互いの種を2発ずつ仕込み、ケツの中に指を入れながら部屋に戻った。
すでに皆は風呂に入り終え俺たち二人だけで大浴場に…。プールに見立て泳ぎまくり…そしてじゃれあう。
委員になって良かった。直樹はこんなシチュエーションも想像して俺を学級委員にさせたのかな?!頭の良い奴が何を考えているかは凡人の俺には分からない。