部屋は真っ暗だ。
「ジュンキ、好きだ」
コウスケはそう言って、俺にキスした。
俺は黙ってそれを受け止める。
唇だけじゃなくて、鼻と鼻も重なるから、酒の臭いがプンプンするコウスケの息を吸うしかなかった。温かい。
俺はコウスケの舌を受け入れた。
俺の口の中をかき回すそれは柔らかくて、熱い。
俺も負けじと舌を絡めた。その音はなんともいやらしく響く。
俺を抱きしめるコウスケの腕が緩まり、その手は俺の腹に回った。
シャツをめくられ、俺の腹をたどるようにして、胸で止まる。
ウッ……
俺は緊張で力を入れてしまい、コウスケの口の中に声をもらした。
コウスケの唇が離れ、俺を見ている。
コウスケの表情はいままでに見たことないようだった。
優しげで、寂しげだ。
コウスケは何も言わず、馬乗りになった状態で俺からシャツを脱がた。
俺を見下ろして微笑み、再び俺の上に倒れて、キスを求めた。
再び舌を絡めながら、俺はコウスケの肉体を直に感じる。分厚い胸筋が柔らかく俺を包んでる気がした。
俺はゆっくりと腕を伸ばし、コウスケの背中に回してみる。そのまま強く抱きしめた。
コウスケが微笑んだような気がした。
俺は自分のベルトが緩むのに気付いた。コウスケの手が俺のズボンをゆっくりと脱がしていく。
俺は少し腰を上げた。ズボンは脱ぎ取られ、俺もコウスケと同じ格好になった。
俺のアソコはトランクスを押し上げている。
それをコウスケの手が何度も触る。
俺も恐る恐るコウスケのアソコに手を伸ばしてみた。
するとコウスケが俺の腕を掴んで、俺の腕をコウスケのトランクスの中へ導いた。
俺の手に固くて熱いモノが当たっている。
俺はそれを優しく扱ってみた。先端はヌルヌルしていた。
ウッ……
今度はコウスケが声をもらした。
コウスケは自分のトランクスを脱ぎ、俺のも脱がした。
俺のアソコもコウスケに扱われる。
ウッ……
俺は感じてしまう。
するとコウスケは俺の耳に囁いた。
舐めて……
え?……
俺は驚いて聞き返した。俺はこういうことに無知だった。
コウスケは体の向きを変えた。
俺の目の前にコウスケのアソコが現れた。
暗くてよく見えないが、それはでかかった。
突然俺のアソコが熱くなるのを感じた。
熱くて柔らかい、ヌルヌルしたものが俺のアソコを包んでるような。
ウッ……
気持ちいい。なんでこんなことが気持ちいいんだろ?
俺は何度も声を漏らしながらそんなことを思った。
俺もコウスケのために。
そう思って目の前にあるアソコの先端に恐る恐る舌を近づけた。
ねっとりしていた。ひと舐めで気持ち悪くなったが、覚悟を決めておもいきりそれを口に含んでみた。
目をつぶり、必死に舌を動かす。太くて熱かった。
俺のアソコがやられてる所を俺も舐めた。
ときどきお互いの体がビクついたり、声がもれたりした。
コウスケの舌に俺は完全に酔ってしまい、ついに限界がきた。
ウッ……
俺はすぐにコウスケの口から俺のアソコを抜いた。
出てしまった。その液は俺とコウスケの体にかかった。
ウッ……
コウスケの体がビクついた。
俺の口からコウスケのアソコが抜かれ、その瞬間、白い液が飛ぶのが見えた。
それは俺の体にかかり、顔にも少しかかった。
コウスケは息を荒げて俺に向き直った。そして俺の顔にある液を指で拭きとって、再び俺の上に倒れてきた。
俺とコウスケの火照った体は重なり合って、コウスケの体重を俺は心地良く感じる。
風呂は明日でいいか……
俺はそうつぶやいて、コウスケの背中に腕を回し、おもいきり抱きしめながら目を閉じた。