健と出会ったのは中学のころだった。健と俺は仲が言い訳ではなかった。
たまたま修学旅行で同じ部屋になって、あまり会話はしなかったけど、夜、健は寝ている俺にキスをしてきた。
それ以来俺はどうしていいかわからず、健を避けてた。
理由はタイプでもなかったし、その時は、自分は男に興味があったけど、何かする勇気もなかったから。
健はあからさまに避けられてると思ったか、それ以来俺には話かけて来なかった。
それから約三年後、大学生になった俺は健と再開した。入学後のオリエンテーションの時、その姿を見て健だとすぐに気付いた。
健も俺に気付いた。
ここで無視するのも変だと思い話かけた。
「健だよね?久しぶりー
まさか同じ大学とはねー」
「耕太かぁー久しぶりだなー… びっくりしたよ」
健は凄く気まずそうだった。
中学のとき健も俺も身長は同じ170くらいだった。
俺はあんまりかわらないけど、健は180くらいになってて大人っぽくなってた。
健「耕太は中学のときと全然かわんないな笑」
俺「そうかなー 健はかっこよくなったんじゃない?笑」
実際、本当にかっこよくなった。
それから、俺と健は良くしゃべるようになった。
サークルは同じバスケを撰んだ。
ただ、中学のときの、しかも修学旅行の思い出話はお互いしなかった。
健はとても優しく、いつも頼りになる存在だった。
その時はまだ、誰かを好きになったことはなかったが、だんだん健を好きになってた。
俺はその時の(中学のときの)ことがあって、可能性はあるのかなーと思った。
そして、健のアパートに遊びに行った時に行動をおこした。