遅くなりましたが続き書きます。
部室棟から去った後、僕は駅まで歩いていました。
15分くらい歩いたところで、部室に携帯を忘れたことに気付きました。
夜の部室棟は本当に怖いので戻るかどうか迷いましたが、その時チャットメールがクラスで仲のいいグループで流行っていて、一晩参加できないのが嫌だったのでUターンしました。
小走りで来た道を戻っていると、Aが前から歩いてきました。
A「あれ?どうしたの??」
僕「部室に携帯を忘れてしまって…。無いと困るので戻ろうと思って。」
A「部室怖くない?」
僕「めっちゃ怖いっす!」
A「出るって噂あるしね。」
僕「そういうこと言わないでくださいよ〜」
A「一緒に行ってあげようか?」
僕「いいんですか?」
っていう流れで、一緒に部室に戻ることになりました。
後から聞いたら、Aも僕のことがちょっと気になってたからついてきてくれたみたいです!
部室に戻るまでの間は部室棟の怖さについて2人で語ってました笑
部室に着いて携帯を探している間、Aはバレー部の部室を楽しそうに見てました。
他の部室に入ることって滅多にないので、それでかなって思ってたら、
「きれいすぎない?」
と言われました。
僕「こんなもんじゃないんっすか?」
A「グラホの部室は超汚いよ。」
僕「そんな汚いんですか?」
A「見てみる?」
僕「はい!」
そして携帯が見つかったあとグラホの部室に入ったら、足の踏み場もないくらい汚くて、あまりにもひどかったので僕は大爆笑しました。
Aは「笑いすぎだろ」と言って、僕の頭を思いっきり叩いてきました。
かなり強く叩かれて、痛くて涙目になってたら
「ごめん!グラホの後輩にはいつもこんな感じだからつい…。まじでごめん!!」
本気で謝られて、そして頭を撫でられました。
僕は頭を撫でられて、ドキドキしすぎて頭真っ白になって何もしゃべれなくなってしまいました。