それから光多とは毎日LINEをしていた。
あんな事があったとは思えないくらい、今までどうりの雑談が続く。
だが、俺は確信していた。
光多から、また抜いてほしいと絶対お願いしてくるはずだと。
いじめるわけではないが少し優位にいたほうが、光多と永く一緒にいられるような気がして
ガソスタにも行かず、あえて俺からは何も言わなかった。
そして1週間くらいやり取りが続き、ついにその時がやってきた。
光「てか拓也さん、この前はまじでありがとうございました!」
俺「あー!あん時のことか!全然大丈夫だけど、むしろ光多に悪かったなって思ってさ」
光「悪くなんかないっすよー、まじで気持ちよかったです!なんならまたお願いしたいかも笑」
俺「もちろん!」
光「この前みたいな夜遅い時間でも大丈夫ですか?」
きっと光多は前回のように、シャワーを浴びて念入りに身体を洗ってくる予定だろう。
でも俺が求めてるのは、初めて会った日に見た全身汗ばんだ光多だった。
俺「夜は今会えなくてさ。光多って明日のシフトどうなってる?」
光「明日かー。朝から晩までぶっ通しだから終わるの遅いんすよー」
俺「休憩は何時?」
光「休憩は昼過ぎに1時間、夕方にも1時間ってところですかね!」
俺「じゃあ夕方にするか」
光「え?するって?休憩中に?」
俺「そうだよー!スタンド出れるの?」
光「出れますけど、めっちゃ汗かいてますよ」
俺「それがいいんだよ。俺汗くさいの大好きだから」
光「いや俺ほんと汗っかきだから、まじで臭いっすよ。この前俺のワキの匂い嗅いでたからわかると思いますけど。」
俺「この前は、全然光多のワキ匂いが消えちゃってたからつまんなかったよ」
光「なんすかそれ笑 だから舐めなかったんすか笑」
俺「そうだよ。明日の夕方、裏の公園のトイレこれる?」
光「わかりました。それなら明日の夕方、お願いします!」
こうして、再び光多に会うことになった。