僕は従業員の人の後をついていきました。部屋の掃除や夕飯の仕込みも終えてか、従業員の人もみんな昼寝やら外出やらをしているようで、ここもひっそりと静まっていました。洗濯ルームは、本館から20メートルくらい離れて立つ別棟の地下にあり、光は天窓からうっすらと入ってくるくらいで、ちょっと気味悪い、カビ臭いにおいのするところでした。でも洗濯機はたっぷり大型サイズのものが何台もありました。ゴトンゴトンと大きな音を立てながら、シーツか何かを乾燥させているようでした。
「ここ、使っていいよ」
従業員の人を良く見ると、歳は20代後半くらいでのバイトの人のようで、髪は明るめの茶色に染めていました。白い大き目のT-シャツに、下は柔道着みたいなゆるめのズボン、頭にタオルを巻いていました。思ったより若い人でした。
「でかいでしょ、ここの洗濯機 笑」
笑うと、あの上地雄輔みたいなさわやかな感じでした。
僕はお礼を言って、洗濯ものをさっそく放り込み始めました。。。
服を投げ込み、洗剤を入れ、スタートボタンを押すと、洗濯機はジャーという強烈な音とたてて動き出しました。フー、一段落。。
気付くと、従業員のお兄さんが僕の後ろにまだいました。ゆっくりとした足取りで近づいてくると、僕の後ろにぴたっと立ったのです。僕はようやくその時になって、はっとしたのですが、もう手遅れでした。
お兄さんは、僕の耳に口を近づけるようにして、そっと語りかけてきました。
「昨日、起きてたよね、君?」
僕は、体がフリーズしてしまい、動くことができなくなってしまいました。この人が、この人が僕の部屋にやってきては、僕のチンコを・・・
「気持よかったんだよね?昨日。声あげながら、君すぐ口の中に発射しちゃったよね笑」
僕は、何も言うことができず、ただ顔を真っ赤にして洗濯機に向かうだけでした。心臓がバクバク言うのがわかりました。お兄さんは、また一歩近づくと、僕の腰にほぼ触れるくらいの距離で、また耳にそっと話かけてきました。
「しごいてやるよ。今ここで。」