日曜日の部活は試合や遠征がないと15時で練習が終わる。
部活が終わるとみんな家に帰るのだが、俺は家まで距離があるのと、家には誰もいないので、いつもの様にショッピングモールで時間を潰していた。
夕方から道場があるため、フードコートで早めの夕飯も食べている。
マックのポテトを頬張りながら、誰かに覗かれたりしない様に壁を背にして、いつもの様にサイトを見ていた。
するとまたもや大学生の書き込みがあったので、まずは探りで連絡を取ってみた。
モールの3階のトイレの1番奥の個室で目隠し全裸待機する様に誘うと「わかった。30分後位になります。」との返信があった。
ポテトがちょうどなくなったので、そのトイレの近くまで移動し、服を見ながら何気なくそっちを気にかけていた。
暫くすると見慣れた人がキョロキョロしながらトイレに入って行った。
『今のって隼だよね…ヤバい、今とかじゃなくて良かった…。』
そう思いながら隼が去るのを確認しようと隠れて確認していた。
暫くしても出てこない。『大かな?でも大学生と鉢合わなければ良いんだけど…。』と思っていたが、出入りしたのは小学生を連れた高齢のお爺さんだけだった。
大学生が入る兆しなく30分が経過。
メールをしていつ頃になるか聞いてみると、もう待機しているとの連絡が返って来た。