まさとの 暗黙の了解で ローションを用意する事にしたが ここ四週間位 風呂
でも 朝も 顔を見ない日が続いた。もちろん 夜も 俺の部屋(俺も 仕事が
立て込んで 帰宅が遅かったが)にも来なかったみたいだ。すこし心配だったが
何か事情が あるのだろう と考えていた。 夜遅くに コンビニへ ビールを
買おうと歩いてると 自転車に乗ったまさとに 偶然 出会った。まさとの方から
声を掛けられた。「○○さん お久しぶりです!!」と元気なまさとが いた。俺は
「最近はどうしてるの?」と言うとまさとは「少し 遠い塾に 通い始めたこと。
テニスのクラブで 正選手選ばれて 日曜日はクラブで 特訓を受けていると言う
事など いろいろその場で 話してた。「じゃーまた 暇になったら 遊びに お
いで!」と声掛け 俺は コンビに まさとは帰宅にと別れた。
俺はビールを買って 自宅で飲んで そのまま寝こんでしまった。思い出したよう
に まさとが ドアを開けて入ってきて 俺を起こした。「こんなに 遅く親御さ
んに 何か言われないか?」と言うとそれには答えず「今度の土曜日なら 時間が
有るけど ○○さんは いる?!」と聞いてきた。俺はカレンダーを見て「土休だ
から 家にいるよ」と答えた。まさとは「予約ね!!」と言って「○○さんは いつ
もくるけど いつもいないじゃん!!」とも言って 帰って行った。俺は まさとが
俺のいない時に 来ていたことを 知って なぜか 安心してドアの鍵を掛けた。