「あきらくん?りょうたやけど、なんでこーへんの?久しぶりやし、おいでよー。母さんがあきらくんがきたら肉にするらしいし!(笑)」
「なんで俺のアドレス知ってんねーん(笑)てか、肉目当てかよ。」
「え、バレた?(笑)じゃなくて、あきらくんに会いたいからに決まってるやん!」
昔からりょうたは弟みたいで人懐っこくて、憎めないと言うか。
暫く他愛ないメールをしてたら、りょうたが散歩がてら会おうと言うことになりました。
暇を持て余してたし、次の日は土曜日だったので近くの公園で待ち合わせました。
家から近い場所だったのですぐに準備して向かいました。
21時くらいで公園の灯りがちらほら、ベンチに座ってる影が見えました。
「あきらくん?」
「りょうた?久しぶりやな〜!」
「ほんまや。なんか大人っぽく…なってますね?(笑)」
敬語を使う辺り体育会系なのかな、なんて思ったりしたら笑えてきて。
笑う俺を見ながら笑うりょうた。
りょうたの隣に座って、部活のことや怪我のことを話したりしてました。
ちなみにりょうたは183*77*21で坊主がちょっと伸びたような感じ。
喋るのも飽きてきて、近くの自動販売機にジュースを買いにいこうとしたら申し訳なさそうに。
「財布、家に忘れてきた。」
って言うから、1本を分けあうことに。ホットのレモンティーを先に俺が飲んでペットボトルを渡しました。
「間接キスやな?」
って笑うりょうたは身体はゴツいのに子供っぽくて。
いつのまにか敬語もなくなってて、話題は彼女の話。
今付き合ってる人はいるのか、どんなのがタイプか、性格か外見重視か。
俺はその時は既に男のが好きだったから、男を女に置き換えて話してました。
りょうたはギャルは苦手で料理が上手ないい奥さんタイプ、外見:性格=6:4らしい。
話す内容を聞いてて、しっかりしてるなぁ。って言ったら「惚れた?」って笑いながら聞いてきたんで笑って返しました(笑)
急にりょうたの腕が俺の肩に回ってきて、抱き寄せられました。
ふざけてんのかなー、って思ったら俺の顔を見つめてました。