…続き。
「いいいっ…」
Sの雄が僕のアナルを押し広げるように入ってきたとき、そのあまりの感覚に、思わず悲鳴のような声をあげました。
何しろ、でかい。これまでに男としたことはあったけど、まるで感触が違います。アナルが、めりめりと音を立てるようです。
はっきり言ってかなり痛い。でも、これがSのだと思うと、頭は痛覚を忘れるように麻痺してきます。
「全部、入った…」
彼が言葉に、すぐには返事もできません。
「Sの、デカすぎ…」
「痛い?」
アナルが、彼のでパンパンになってるみたい。でも、痛いなんて言えません。
「デカくて、すげえいいよ…」
「ゆっくり、動くから」
そう言ってSは、僕の太ももを広げるように持って、腰を動かしはじめました。
最初は、僕をいたわるように、ほとんど動いているのがわからないような感じでした。
ですが彼も興奮を抑えられないのか、すぐに肌がぶつかり合うような動きになります。
「あっ…、あ…」
かなり前後のピストンが激しい、Sの腰使い。彼の締まった胴が躍動し、その度に、アナルに強烈な快感が走ります。
彼のペニスがひっかくようにアナルから引いていくときは、僕の下半身はビリビリと電気が流れるように痺れ、震えました。
最初は演技で出していた声も、本当の喘ぎに変わっていかます。
「ああっ、ああっ…」
「K、すげえ締まってるよ、きついし」
「気持ちいい…。デカイいよ、マジ最高…」
「気持ちいいの?」
「あっ…、あっ…。良すぎだって、ああ…」
「…俺も、やべえかも…」
エッチのときに乱れすぎるのは、僕は嫌いでした。でもこのときは、快感に思考のすべてが支配される感じだったんです。自分がどんなに恥ずかしい声を出し、恥ずかしい顔をしているか、まったくそんなこと考える余裕がありません。Sのペニスの感触に、僕のすべてが持っていかれているようでした。
バック、騎乗位、座位と体位を変えながら、ひたすら彼と快感に酔いました。何度もキスを交わしながら。
そして、最後にまた正常位に移り…。
続く。