「すごい気持ちよかった…」
しばらく経って、Aは荒い息を落ち着けてから言った。
「ショウさんって、激しいエッチが好きなんだ。俺、すごい感じちゃった」
「べつに、いつも激しいわけじゃないよ」
「俺がタイプだから燃えた?ショウさん、イッたのにまだチンポ硬いし」
「あ、そろそろ抜くわ」
「いいよ…。んっ…」
チンポをアナルから抜くと、さっき出した大量の精子がドロドロと出てきた。
「うわ…。こんなに出したんだ」
Aがアナルをヒクヒクさせる度に、白いものが溢れてくる。
自分の出した量に、俺も驚くくらいだった。
「こんなに出してくれた人、はじめて」
Aがティッシュで拭き取りながら言う。
「暑い…」
一通り始末をすると、Aは全裸のまま外に出ようとした。
「おい、パンツぐらいはけよ」
「誰もいないじゃん」
そう言って、車に寄り掛かりながらタバコを吸い、まだひかない汗を冷やすように立っている。
日焼けしたスリムな体は、やっぱり綺麗だった。さっきまで汗だくでこの体を抱いていたと思うと、またチンポに血が集まりそうになる。
俺もズボンだけはいて外に出て、彼の横に立ち、またキスをした。Aもタバコを捨てて、照れるように微笑みながら、俺の唇を感じていた。
帰りの車中で、Aが同じ大学の一年ということがわかった。ついでに俺も、彼氏と別れた話をした。
「俺も今フリーなんすよ。つきあっちゃいましょうか、ショウさん」
「今日会ったばっかじゃん」
「あんなに激しいセックスしたのに?」
「Aが会いたいって言うなら、明日も会っていいけど」
「マジ?」
そう言ってAは、俺の肩に頭をのせてきた。
「ショウさん、すげータイプなんだもん。絶対会いたいな、明日も…」
以来、俺は毎日Aと会っている。Aの存在は、彼氏と別れた俺の気持ちを急速に癒してくれるようになった。
明日にでも、やっぱり恋人としてつきあいたいと、俺から改めてAに言うつもりでいる。
おわり。