Kは、若干自慢げに胸筋を動かしていた。
触られているのも、嫌ではなさそうだった。
俺は、手のひらでKの胸に触れていた。
感嘆の声を上げながらも、その手は離さず、ときどき乳首にも触れた。
手のひらに、Kの筋肉の感触とともに、Kの体温、汗のじっとり感が伝わる。
俺の胸の鼓動が急速に高まっていた。
「そんなにすごい?章太だって筋肉質じゃん」
Kの一言に、ふと我に返る俺。
「いや、全然Kのほうがすごいだろ。上から下までガッチリしてるし」
「まあ野球やってたしね、下半身デカいかも」
「じゃあ、Kの筋肉観賞会でもするか(笑) 立ってみて」
俺はふざけた感じでKに言った。
「やだよ、なんだよそれ(笑)」
もっともだった。でも相変わらず、強引に言ってみた。やはり、チャンスを逃したくなかったのだ。
「いいじゃん、ゲームも飽きて暇なんだし。ほらほら」
俺はKを無理矢理立たせた。Kも渋々ながら立ち上がったけど、別に嫌がっている様子もなく、まんざらでもない表情だった。
「よし、じゃあパンツ一丁な」
あたかもそれが当たり前のような口ぶりで、俺はKに言った。
「いやいやそれはないだろ!」
「いやいや、筋肉観賞会だからさ」
「やだよ、なんか恥ずかしいし」
「なんで恥ずかしいんだよ、男同士じゃん」
Kが嫌がるのも無理はなかったけど、俺もちょっと粘ってみる。
するとKが、
「じゃあ章太もパンツ一丁になれよ!?」
と言ってきた。
願ったりな状況だった。
「別にいいよ」
と、俺は言った。
Kは、じゃあいいけど、というような感じで、ハーフパンツに手をかける。
前を止めてあるボタンをはずし、ジッパーを下げる。
そして、ハーフパンツをおろした。
グレーの、ボックスタイプのボクサーパンツ。
俺はKの尻、そして股間に視線が釘付けになった。