観察してたら5分ぐらいで2人の男がイケメンに寄ってくのが見えた。
何言ってるかも分んないし、顔もいまいち見えないけど股間のあたりに手をやってるから確実にこいつらが仕掛けたんだろうなとわかった。
手錠だけはとりあえず外したっぽく、2人が両側から肩を組むようにして一見酔っ払い3人みたいな感じで歩き出した。
電マは入れっぱだし、まだなんかするだろうと思って俺は後をつけてみることにした。
ばれないように数メートル後ろを何気なくついていく。
声は聞こえないけど、明らかに拉致ろうとしてる。
正直俺は期待もあってドキドキしてた。
そしたら、ふと後ろから肩を叩かれた!「な、あんたさ。あいつらの後つけてんの?ゲイ?」
突然話しかけられて完全にパニクってしまった。
「いや、何言ってんの?家帰るんだよ、すぐ近くだから。」とテキトーにごまかす。
「じゃさ、ここ○○(地名)の何丁目だっけ?」
家とは逆方向に進んできたこともあって、全く分からない。
「言えないの?ま、いいや。別にたいしたことないから、ちょっと手伝ってよ。」
そう言われて良く見ると、いい身体したいい男だとか思った。
仕方ないな、みたいな顔して、とりあえず自分に納得させて着いていくことにした。