「俺さ…、前からたくみのこと、かっこいいなって思ってて」
急にKからそんなこと言われたんで、俺も「えっ?」って感じ。
Kは俺の腕をとって、体を寄せてきました。
「たくみってさ、すごい俺のタイプなんだもん。たくみと学校で話すとき、すげえ嬉しかったんだから。だけど、おまえは絶対ノンケだと思ってたから、一緒にいるだけで我慢してたんだよ。バイって知ってたら、とっくに誘ってたのに」
「ちょ、K…」
Kの顔が、キスでもするような近さに。
睫毛が長いキレイな顔。俺も、なんか変にドキドキしてしまいました。
「発展場にいるってことは、男とセックスしに来たんだろ?なら、俺とやろう。俺、たくみとしたいよ」
「はっ?」
びっくりして、思わずそう言いました。
「いいだろ。俺じゃダメな理由あるの?」
確かに、Kはすごいイケメンだし、セックスできるなら、したい。だけど男の同級生なんて…。
すると迷っているうちに、Kは俺にキスしてきました。唇を重なり、舌が入ってきます。
それだけでとろけちゃいそうな、むちゃくちゃ上手いキスでした。
それで頭が弾けて、もうセックスするしかないような気分に。
「どっちがいい?」
Kが聞いてきます。
「どっちって?」
「俺に抱かれたい?それとも抱きたい?」
その店はロッカーキーをつけてる位置でタチかウケかを判別する仕組みでした。右ならタチ。左ならウケ。
Kのキーは足首に。リバという意味です。
「Kを抱きたいな…」
「オッケー」
Kは俺のボクサーを脱がして、チンコを口にくわえました。
続く。