コーイチの声がだんだん近づいてきた。
タカと一緒みたいだ。
「カバン持ってくるわ。ちょっと待ってて」。
もう間に合わない。
ポケットにはコーイチのサポーター。
見つかったらいずればれちゃう。
いろいろな考えが頭を駆け巡った。
隠れられそうなところは掃除器具のロッカーか、教壇の机。
僕は教壇の大きな机の下にもぐった。息を潜める。
その瞬間、ガラッと後ろの扉を開けてコーイチが入ってきた。
コーイチの机は窓側の真ん中辺。
前の扉から入ってきてたら完全に見つかってた…。
「ふう」。僕は心の中でため息をついた。ずっと息を殺してるから苦しい。
「タカ〜今行くよ。トシのやつ、やっぱりいねえや。裏切ったかあ」。
でかい声で叫びながら、コーイチは教室を出ていった。
危ない危ない。
すぐ出ていきたかったけど、今日のところはやめとこうと思った。
しばらくしてから、僕はそっとコーイチの教室から出た。
ポケットからサポーターを取り出して、自分のカバンに移した。
ドキドキ。わくわくする反面、罪悪感も沸いてくる。
「借りるだけだから。そのうち返すからね」。
自分にそんな言い訳をして、僕は自宅に急いだ。
自室に入って、すぐズボンを脱いだ。
そして大事にコーイチのサポーターを頬にあてた。
ムクムク。勃起はマックス。
サポーターを穿いてみる。前が緩くなってるから、勃起してもちょうどいい感じに収まる。ひょっとしてコーイチもサポーター穿いてオナニーしてたりして。ちょっとしごいたらあっという間にイッちゃった。サポーターもべとべと。なんかコーイチと一緒になったみたいでうれしかった。